カテゴリ:個人的日常
リンクしてくださっている楽友の皆さん、そしていつも読んで下さっている読者の皆さん、本当に有難うございます。
アクセス件数一万件を何とか超えることが出来ました。 心より感謝いたします。どうぞこれからも「ぜんちゃんの個人的日常」の玉石混交にしてハートフル(?)なエッセイをお楽しみください…。 そしてこのページが皆なとの楽しい交流の場になることを期待しますです。 この区切りに伴いフリーページを少しずつ改訂しながらより充実していきたいと考えています。 気に留めてくだされば幸いです。これからもヨロシク!! さて本題…。 昨日はさすがにまいったのだ。 市内行政機関で順番を待っているとき、ひとりの女性から声をかけられた。 「あらあ!○○さん、お久しぶりです」 ボクにはまったく覚えのない人だった。 今までこういうケースはたくさんあったけれど、みんなそれは何処かで会った記憶はあるけれど思い出せないというパターンなのだ。 しかし、昨日の女性はまったく記憶に無いのだ。 ボクの頭の回路は一斉に動き出し、あらゆる角度から記憶の引き出しを検索した。 女性は続けて言った。 「え~と、もう15年ぶりぐらいになりますよねえ。 相変わらず不動産の方の仕事ですか?」 「そっそっそうです。え~と、あっ名刺、うん名刺あげますよ」ボクは完全に焦っていた。とりあえず時間を引き延ばしながら正体を探ってみた。 名刺をみて彼女は言った。 「あら、知らない会社…んっ宅建主任者?でしたっけ?」 ちょっと待てよ。 この人は仕事以外で会っていた人なのだろうか? ボクはマジマジと顔を観察してみた。 もしかすると昔よく遊んでいたグループの仲間のHちゃんかな? なんとなく背丈といい、体つきといい、面影がある。 そうだ、そうだ、Hちゃんだべ。そう決め付けてみた。 でも福島にはいないはずだが、ボクは探りを入れるために当時仲間だった女性の名前をさり気なく出してみようと思った。 しかし彼女は意外な人の名前をだした。 「Iさんも変わらないね。あと、Kさんもね」 ということはよく知っているK会社に関係していた人なのだろうか? ますます混乱したボクは落ち着いて言った。 「社長、引退したんだってねえ…」 「そうなのよ。会長になって娘婿のKさんが社長になったのよねえ」 実に詳しいではないか。 ということは長らくK会社に勤めていた人に違いない。 でも申し訳ないが、まったく記憶に御座いませんです。 こんなに話がはずんで「ところで、どちら様でしたっけ?」 なんて今さら聞けるはずがない。 ああっいったいボクはどうしたのだろうか。 これからその女性の正体を調べなくてはいけない。何が何でも…自分の消えた過去の為にも。 今朝、信号待ちで長い間こころを注いだ人を見かけた。 もう人の奥さんでボクはすべての記憶をゴミ箱に放り込んで完全に削除したい人だった。 30メートルも先の歩道を歩いていたが、その後ろ姿で直ぐに彼女だと気づいた。 どうしてこんなに直ぐに分かってしまうのだろう…。 もう絶対に会いたくないと願っていたにも関わらず、なぜニアミスをするのだ。 自分の感情や思いはなんて奇妙なものなのだろう。 忘れたい人はいつまでも覚えていて、肝心な人を忘れてしまうみたいだ。 そしてとにかくボクはたくさんの人たちに覚えられ過ぎている。 うれしいことなのかね…。 選挙に立候補したら知らずに当選したりして。 「あっこの人よく知ってるわ!」って皆な勘違いして投票するんだよ。 たぶんにさ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年01月20日 01時54分37秒
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