テーマ:癒しの風景(25)
カテゴリ:癒しの風景
今日、仕事仲間のKさんと海の見える別荘分譲地の調査に行った。
ボクの住んでいる福島市内から車で約一時間、徐々に海に(浜の方に)近づいていったら 気温がグングン上がった。 途中でKさんとコンビニに停まり飲物を買いながらトイレタイム。 「やっぱ、こっちは暑いわ」 たまらずボクはスーツを脱いでYシャツの袖を捲し上げたらMさんはTシャツ姿になった。 ボクたちはナビと地図を頼りに現地に向かう。 「この道でえんだべが…」「いいんでないすかね」 眩く光る湖水のような田んぼの真ん中を真っ直ぐな一本道が空まで伸びているように思えた。 まさしく初夏只中…。気付いたら、やばいくらいの初夏であった。 単純に海がどーんと目の前に広がる感じがしたのでその別荘地物件は個人的な思いとは少しばかり違ってた。 海は何処だ? でも初夏の日差しが演出する。「う~ん、でもここ悪くないんじゃないすか」 しかし海は何処だ? < ここから浪音きこえぬほどの海の青さの > 尾崎放哉 ボクは西斜面の物件のてっぺんに駆け上った。 おお、海だ、海だ、海が見えっぞ、そこは小高い丘の上、徐々に断崖になっていて波しぶき岩肌に遙か水平線は真っ青な空に繋がっていた。 < 海が少し見える小さい窓一つもつ > 尾崎放哉 なんかすっかり忘れていた風景がそこにあったような気がした。 この頃の何となく塞ぎがちな自分の心の窓が開放された思いがした。 帰り際、ボクらはふと車を停めたら後ろに広大な海が広がっていた。 「あれ、Kさん、海じゃないすか?」「あらあ?ほんとだあ」 ボクらは分譲地の後ろ東側の小高い丘や南側の遠方の山ばっかり気をとられて小高い丘の下から北側に広がる広大な海が見えなかったのだ。 ドブン・ダ・ダバダ・ダッパ ドブン・ダ・ダバダ・ダッパ 懐かしいエンケンさんの「寝図美よこれが太平洋だ」の歌が湧いて出た。 …いつかこんな海が見える 丘の上に家を建てて 遊んで笑ってくらしたいものはあ はあ夢かな ドブン・ダ・ダバダ・ダッパ… 作詞・作曲 遠藤賢司 やっぱ余裕を持たないとあかんな。ぜってー。そんな初夏の日であった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年05月18日 01時08分14秒
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