2014年7月の読書メーター
読んだ本の数:12冊
読んだページ数:2938ページ
ナイス数:78ナイス
虎と月 (ミステリーYA!)の
感想
何故、李徴は虎になってしまったのか。10年後、その問いの答を求めて旅立ったのは、14歳になった李徴の息子であった。学生時代に繰り返し読んだ「山月記」だったが、そうかその解釈があったかあ、と楽しく読めました。
読了日:7月2日 著者:
柳広司リリパット・アーミーの
感想
「辛いことは誰の人生にもある。そんなものは自分一人の分でたくさんだ。なんで劇場に来てまで悲劇を観なければならないんだ。(らも)」
読了日:7月4日 著者:
中島らも,わかぎえふ鬱の力 (幻冬舎新書)の
感想
五木さん曰く、戦後半世紀以上の「躁の時代」は終わり、これからの半世紀は「鬱の時代」だそうだ。登山の下り道にこそ楽しみがある。説教じみることのない二人の対談だからこそ、説得力があった。
読了日:7月5日 著者:
五木寛之,香山リカ猫鳴り (双葉文庫)の
感想
希望という言葉を許さない残酷なまでのリアリズムは相変わらずだな。猫を愛おしく感じた。ネコアレルギーだけど。
読了日:7月7日 著者:
沼田まほかる世界から猫が消えたならの
感想
世界から何か一つを消す代わりに、余命を一日伸ばすことが出来る。それが、余命わずかの僕の前に現れた悪魔との契約。「一つを得るには、一つを失わなければならない。」
読了日:7月9日 著者:
川村元気サラダ好きのライオン 村上ラヂオ3の
感想
文章を読むだけで、心がほぐされる。寒い日に飲む一杯の紅茶のように。村上春樹の真髄はエッセイにあり。
読了日:7月10日 著者:
村上春樹変身 Metamorphosis メルトダウン後の世界 (ノンフィクション単行本)の
感想
知らないことが多すぎる。原発事故は過去の問題ではなく今の問題だ。忘れないこと。まず、知ること。
読了日:7月11日 著者:
堀潤北斗 ある殺人者の回心の
感想
読者は、すぐに被害者になり、やがて加害者になる。同時に、裁く者にもなれるだろう。しかし、傍観者にはなれない。
読了日:7月16日 著者:
石田衣良ブスの瞳に恋してる (マガジンハウス文庫)の
感想
電車では読めない。愛の深さはジョンとヨーコにも叶わない⁈
読了日:7月18日 著者:
鈴木おさむ人質の朗読会の
感想
日本語の響きは、コノハズクの相槌を背後にして、静かな小川のように流れていく。そうして私たちの耳を通り過ぎた物語は、やがて心の深いところで、じわじわと温かい感触を伴って甦り、いつまでも生き続ける。
読了日:7月23日 著者:
小川洋子ブスの瞳に恋してる 2 (マガジンハウス文庫)の
感想
またまた笑った。良き夫婦のあり方について教わった気がする。最後に書かれていた「笑い」と「幸せ」についての考えにはグッと来た。
読了日:7月24日 著者:
鈴木おさむ鈴木おさむ櫻の樹の下には瓦礫が埋まっている。の
感想
タイトルに惹かれた。ただ文章のキレがなくなったなあ、と少し哀しくなった。仕事をこなしている感じ。それが悪いというのではないが。
読了日:7月25日 著者:
村上龍
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