2014年8月の読書メーター
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:1376ページ
ナイス数:53ナイス
ブスの瞳に恋してる 3の
感想
幸せそうなふたりの日常。お互いにリスペクとし合っている理想の夫婦に感じる。結婚5年〜8年目の文章。初期の勢いに乗ったちょっと軽い感じよりも深刻な問題を乗り越えていく過程で、深みが出てきたように思う。妻への遺書、(母校での課外授業で23人の小学生たちにも課した)妻へのラブレターは感動的。もちろん笑いも健在です。表紙の大島さんが、だんだんキレイになっていく気がするのは僕だけですか?(笑)
読了日:8月2日 著者:
鈴木おさむ晩年様式集 イン・レイト・スタイルの
感想
大江文学の集大成。
読了日:8月7日 著者:
大江健三郎かもめのジョナサン完成版の
感想
おかえりなさい、ジョナサン。
読了日:8月8日 著者:
リチャードバック,ラッセルマンソンきみの鳥はうたえる (河出文庫)の
感想
静雄がおどけてビートルズを歌った夜に、たぶん僕は生まれたんだと思う。彼らが青春を消費した翌年にジョン・レノンは撃たれ、やがて僕も彼らの年齢を通過し、幾つかの夏を過ごした。今年の夏も終わろうとしている。走ろう、と僕は思う。きみの鳥は今も歌っている、はずだ。
読了日:8月22日 著者:
佐藤泰志ネズミに捧ぐ詩の
感想
母に薦められて読んだ。本を薦められたのは、初めてだったかも知れないなあ。
読了日:8月25日 著者:
忌野清志郎紙つなげ! 彼らが本の紙を造っているの
感想
日本の出版用紙の約四割を担っている日本製紙の主力工場は、宮城県石巻市にある。2011年3月11日、石巻市は大震災の直後の津波に呑み込まれた。生き延びた人たちの語る震災の状況は、あまりに凄絶で読むのが辛かった。しかし、石巻工場の従業員たちは、石巻のため、出版社と本を待つ読者のために、半年での復興を目指す。彼らの奮闘記に胸がアツくなりながらも、本の一頁一頁がすごく大切なものに思えた。読み終えたときに、こみあげてきたのは、ありがとう、という言葉と、言葉でない別の何かだった。
読了日:8月30日 著者:
佐々涼子
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