3月の読書記録(2015)
2015年3月の読書メーター読んだ本の数:7冊読んだページ数:2008ページナイス数:119ナイスマスカレード・ホテルの感想都内の連続殺人事件の次の現場は、一流ホテル・コルテシア東京という情報を入手した警察官たちは、ホテルでの潜入捜査を開始する。ホテルマンに扮する若き刑事・新田浩介と、その教育係りとなった女性フロントクラークの山岸尚美。次々とやって来る怪しげな客たち。人を疑う仕事、お客様がルールブックという仕事、という二人の対象的なプロ意識がぶつかり合う中で、犯行を未然に防ぐことが出来るのか⁈ミステリーとしても、ホテル話としても楽しめる。こんなホテルに泊まりたい。読了日:3月4日 著者:東野圭吾PK (講談社文庫)の感想文庫で再読。読み返す度に印象が変わるのは、物語自体が、パラレルワールドとして変化しているからかも。読了日:3月6日 著者:伊坂幸太郎人生を変えた時代小説傑作選 (文春文庫)の感想めちゃめちゃ面白かった!読了日:3月11日 著者:山本一力,縄田一男,児玉清羆嵐 (新潮文庫)の感想大正4年12月、北海道天塩山麓の開拓村を襲った、日本獣害史上最大の惨事。作者の緻密で丁寧な筆が濃密な闇の中の恐怖を描く。自然の凄みと残酷な美しさ。老人と羆。実際の事件と知らずに読んでいたけど、凄まじいリアリティーに圧倒された。後日談のように書かれた解説も必読。他の作家の作品だけど、「ファントムピークス」を読み返したくなった。読了日:3月17日 著者:吉村昭作家の本棚 (アスペクト文庫)の感想おやつ本。作家さん14名の本棚を覗いてみよう、という企画。作家自身による(中島らもは夫人の語り)本棚の説明、というか読書体験の語りが楽しかった。個人的には、有栖川有栖、みうらじゅんの本棚が羨ましくて、石田衣良、西加奈子は話が面白かった。読了日:3月21日 著者:ケモノの城の感想うええ。読まなきゃ良かった。あまりにもグロテスクな描写。怖くて二日間、シャワーも浴びれなかった。でも、何が一番怖いって、それは同じような事件が実際に起こっているということ。うわわわ。読了日:3月27日 著者:誉田哲也ぼくはスピーチをするために来たのではありませんの感想ガルシア=マルケスの伝説的スピーチ集。ユーモアと魂のこもった語り。15年間寝かせていた「百年の孤独」をそろそろ読んでみようかな。読了日:3月29日 著者:G・ガルシア=マルケス読書メーター