「マラソン」娘の感想
「マラソン」今日は中学生の娘と観てきました。私は先週に続いて2回目の鑑賞です。映画館では、試験休みと思しき中高生を結構見かけましたがみんな「スターウォーズ」ですよ。やっぱり。私たちが見た回は、ほんとに人が入っていませんでした。十数人ってとこでしょうか。映画って、観客の入りや、一緒に行く人によって随分雰囲気が変わってくるものなんですね。先週ほど泣きまくりにはなりませんでした。つくづく、上手い脚本、素晴らしい演技者による、いい作品だなあと感じました。雨、心理士(?)の問い、走る前の母子のやリとり、チョコパイ。。。すべてが伏線になっているのですよ。前回は、チョウォンの母親の気持ちに添って見ていたんですが、今回はチョウォンが自分の自分の意思を表現するところに特に目が行きました。工場でのつまらなそうな顔と、扇風機の風を受けながら走るチョウォン。「チョウォンの脚は?」と母に聞くチョウォン。初回にはなんとなく違和感を感じた病院から駆け出した雨のシーンの表情や、ラストのスマイルもチョ・スンウは、自閉症児を演じるということより、チョウォンという青年を演じようとしているんだ思ったとき、素直に素敵なシーンだと思えました。娘に感想を聞いてみました。「あんな、母親いやだ」というのが第一声。私「え?」(どういうこと?)娘「本人が走りたいって言ってるんだから、止めることないじゃん」私「あ?最後の大会の時のこと?」娘「心配してるって言うのはわかるよ、でも、自分が今までさんざんさせてたくせに」私「だから反省したんじゃない?」娘「だいたい、いやだって言えなくしたのは酷すぎる」私「それは、そうしようとしてしたんじゃないんじゃないの?」(思いっきり母を弁護する私)娘「弟が可哀想!」(ああ、やっぱりそっちにいったか・・・)娘「でも、弟かっこよかったね」(?????!!!!)全く、親の心子知らずとはよく言ったもんだ。でも、私はしっかりチェックしました。地下鉄のシーンのとき、娘がハンカチを探してゴソゴソしていたのを。つまらないと思ったら、鑑賞後にブーブー言う娘ですが、今日は結構爽やかな顔してました。評価は低くなかったようです。母としてはちょっと面白い体験でした。イノライフの記事“忠武路の次世代有望スターチョ・スンウの全盛期渡来”