観空

創作

なので虚月

平和ボケの結果

それでも日本はいろんな意味で変化ないんだろうなぁ。

１１年前

ガーデンプロジェクトの日記で植えたマグノリア、その時はこんな感じ。その一週間後にこうなった。そして１１年後、今はこんな感じです。すこしずつ素人なりに剪定して周りに伸ばしていっただけなんですが、結構気に入ってます。

ちょっと違った斬り方。

まぁお遊び程度として。

斬り落とし

……最初の一発目、わざと失敗しようとして出来なかった（笑）。間違った／失敗した状態を作ろうとしても体がそうさせてくれない罠。

Befoe and After

結構でっかい木でしてね、普通ならクレーンを使う所なんですが、入れません、なので…………ラインを使ってド〜ン！豪快（笑）ほんと、久しぶりに地面の揺れを感じました。雪で落ちた枝でりんごの木が一本逝ったので、それを取り払ったスペースにうまく落とし込んでました。

トンファ　備忘録

先日学んだばかりなので大雑把。でもそれで良い。トンファの内→外回しを多く練習する為の型。トンファの回しを「　受け　」に使うという人が居るが……断言しよう。無理。小手先の武器術なら「回し」で対応出来るが、体が繋がった武器相手では無理。絶対無理。２２口径は軽量でも速度があり、それで頭蓋骨を撃ち抜く事は可能で殺傷力はある。が、突っ込んでくる人間の中心に三発打ち込んでも前進は止められない。属にいうストッピングパワーが無いのだ。それと同じで回転するトンファは非常に破壊力が高い。骨や肉質の破壊にはとてつもなく有用なのだ。でも使う場面が限られている。ストッピングパワーが無いので相手の武器を「受ける」事は出来ないのです。受ける事も出来ないから回転で「　流す　」事も出来ません。受けるのも流すのも、「固定」　して初めて可能になります。

空想から現実へ　その２

超！大型の釵（サイ）／トライデント／三叉を使ったナカンダカリ改。一本１２００グラム！（通常のサイの重量は５００グラムから７００グラム）前回「空想から現実へ」に続き、第二弾です。今回はコレが鍛冶師に送った「仕様書」インドネシア系ではトライスーラと呼ばれている。　近年ではアッチでも釵(サイ)に近い形状が主流、でも元は「三叉槍」の槍の部分を手持ち武器にしたのが始まり。なのでこの大きさ、形状でデザイン。前回と同様、ネパールの鍛冶師さん達に依頼しました。普段ククリ鉈を打ってる方たちなので、この依頼をしたら最初は「刃がついてない」ナイフのようなモノ？という事でかなり混乱させてしまったようです。説明の為に釵(サイ)やトライスーラの動画を送ってやっと理解してもらえました。そして……右は型として厚紙を切り出したモノ、真ん中は鍛冶師が手で打って形にしている途中のモノ、左は使われているスプリング鋼。それが、こうなって……こんな感じで大まかに。この時点でのバランスはこんな感じ。十字の部分から約３ｃｍ程の位置。Youtube経由で紹介した「サイ／トライスーラの動画を研究して、それに合わせるようにバランスを整えた」、との事。その辺りは私のほうが曖昧にしていたので、彼らの拘りに頭が下がりました。結果、一本１２００グラムという重さにも関わらずかなり軽く動く。しかも手作りなのに２本ともバランス／重さで殆ど差が無いのです。経験豊富な鍛冶師って凄いんですね。そしてもう少し磨き上げられると、このようになった。ハンドル部分の木は紫檀！この後更に磨きが入って、現在はこんな感じ。ピッカピカ。ちゃんと鍛冶師のマークも入ってるんですよ。発注したのが１１月で、完成したのは３月下旬。時間はかかりましたが、充分に満足出来るモノを送ってもらえました。

弓懸の感想

結論から書けば、弓懸って本当に和弓ありき、なんだなと思いました。結構色々と略しますが和弓ってのは実はそんなに効率が良い弓じゃないんです。弓に適した素材に恵まれなく、そこそこ使える竹で長年工夫を重ねてやっと軍用として使える量産弓が生まれたんですよね。その辺は粗悪な鉄から日本刀を作った歴史にもつながるモノがあります。で、これまた色々と略しますが、素材に限定された「長弓」という形状の結果、和弓は重い矢を射るにはそれなりに適してる。でもその分初速が出ないんですよ。トレードオフと言いますか、初速を上げれば重い矢は飛ばせない、重い矢では初速が下がる。弓には限られたリソースしかありませんから矢の初速と質量の両立は出来ない。じゃぁどうする？　弓の張力を上げるのが一番単純だが弦も含めて弓の「素材」と「接着剤」の強度で頭打ち。素材限界まで張力を上げても、今度は使える人が少なくなる。そこで先達は技法を使う事で矢の初速を上げたんですね。発想の転換というか「リソースに限りがあるなら、例えそれが雀の涙程であっても、ある分を出来るだけ絞り出そう」　と。（和弓の形も素材の限界まで力をなんとか絞り出そうとする工夫の積み重ね、なんですけどね）。その試行錯誤の一つの結果が「弓懸」なんだなぁと。例えば弓懸とサムリングの一番の違いは何か？まぁ手袋式だとか、いろいろありますが、私的にはコレ。「親指の先の先まで硬く固められてる事」　です。私が弓懸で遊んでる映像ですが、あれではこの「親指の先の先まで硬く固められている」構造が全く無駄になってます。弓道知らないから間違ってるかもしれないけど、「弓懸」から予想するに、和弓は「リリース」するんじゃ無いみたいなんですよね。弦が離れるにしてもその最後の瞬間まで「押し手」とバランスを取るように「引き続けている」のだと思うのです。「硬く長く固められた」親指の先まで巻き落ちる弦を最後の最後まで引いて、同時に弦を「親指の先が延長された分」ほんの少しだけ外側へと離すから、大きく開かれた弦と弓の間にある顔に弦が当たる事なく、また和弓の構造も含めて「弓の反動」をも矢を飛ばす力として変換してしまう「弓返り」に繋がる。ただリング状に硬質の素材で親指を包むだけではどうしてもすっぽ抜けてしまう。親指の先が伸びればテコの原理で親指の根本にかかる力量が増し、親指の筋肉だけでは弦が離れる瞬間負けてしまう。「雀の涙」程ですが、力が失われるのです。だから親指の外側を手首まで硬質の素材で全体を包み、親指の根本にかかる最後の瞬間の力を「親指の筋肉に依存せずに」しっかりと締まった手袋の革の張力で手の甲に分散し構造の維持力を高める。また手首での崩れで失われかねない「雀の涙」程の張力を最後まで使い切る為に手首の固定を行った。ほんと、弦が親指の先から離れるその瞬間まで力を溜め込む、その為に作られた構造ってのが「弓懸」なんじゃないかな、と感じました。　（もっとも先にも書いた通り、この構造から利を得るには弦が離れる瞬間さえも、動きの中で正しい形を維持する総合的な技法が必須なのですが）まぁ手袋で手首を固定して手首を通じて背で引っ張れば親指だけでは難しい張力の高い弓も「押し」開く事が容易になりますので、それもあるでしょうが、それは副次的な効果だったのでは？というのが個人的感想。目的の為に＿全てにおいて＿細かい所まで極めようとする、日本的だなぁ、と思いましたね。

NYの春……

ってこういう事があるんだよねぇ……一番細いので私の太もも程。長さは１５〜６ｍ程？暖かくなって木に水分が通り始めた所で気温が氷点下に。木の水分が凍り膨張、木の内部組織を内側から破壊してもろくなってる所に２日前に湿って重い雪が積もって夜中にど~ん！撤去に専門家入れても良いか保険会社とやりとりしてる途中。

...…で、ホントは

元同門の方とメールしてた時に、師が一度だけ見せた技（普通とちょっと違う）が話題になり、知らなかった、という彼の為に再現したのが昨日の映像。で、コッチは…………虚術として行う場合の一例。同じ型でも何を主体にするか、で色々と変わってきます。

どうやってる？

「この型（そっちだと）どうやってる？」と同業者の方（笑）に聞かれたので映像を撮った。……とは言え、これも古巣の型で、当時の再現なんですけどね。

サムリングについてちょっと

弓懸の感想を書こうと思ったんですが、その前に比較対象となるサムリングをちょっと個人的偏見から解説しておこうかな、と。なにしろ弓懸はサムリングと決定的に違う部分がある、と感じましたので。とりあえず、私は狩猟用アーチェリーを８年程、そしてサムリングを使うトルコ式に始まり、モンゴル式／満州式とか言われる親指懸とかでここ数年ほど遊びこんでます。なので素人同然です。まぁ裏庭で適当に射ってるだけなので。……それでも基本的な所は抑えてるので良いでしょう。とりあえず所有してるサムリングはこんな感じ。大まかには親指の第一関節（一番爪先に近い関節）で弦を抑えるのと、親指の第二関節付近（付け根）で弦を抑えるモノに分けられる。まずは付け方、これは基本的に全てのサムリングで共通。このとおり穴は楕円形なので……幅の広い部分に合わせて親指を入れて９０°回す。これで固定されるので基本的に指輪をどれだけ引っ張っても外れる事は無いこれ重要。つまりほとんどの場合親指を力強く握り込まなくても、ちょっと指輪の位置に気を使えれば、弓の張力を親指の第一関節の構造だけで支える事が出来る。でもその感覚を養うまで親指を握り込むほうがやりやすい。と、言う訳で、これが一般的な初心者用のサムリング。弦がかかる溝がかなり厚めに作ってあり、握り込みが過ぎても弦が関節に食い込まない。なので初心者はこんな感じで親指の関節を握り込んで弦を抑える。初心者には使いやすいけど親指を内側に曲げて、その力だけで弓の張力を支える都合上、あまり強い弓は使えず、同時に手／手首が力みすぎて良いリリースが出来ない。また弦が滑っても感じられないので誤射してしまう可能性も高い。次はちょっと異色の縦抑え系：真ん中に切れ込みがあるけど、そこに「縦」に弦を通す。初心者系がこんな感じなら縦系はこんな感じ親指の関節ではなく腹と指輪のわずかな出っ張りで弦を支える。第一関節系なんだけど力は親指の根本に近い部分と腹で分散されるのでかなり強めの弓でも大丈夫。で、さらに異色なのがこれ付け方で画像が出てるけど、爪付き。みての通り矢を反対側から抑える事が可能……でもそれが用途じゃなくて。爪と矢のお陰で弦が指側に喰い込まないように調整されてる。初心者に使わせると握り込もうとして矢を落とす事になる（笑）。弦を僅かな平面で維持する為にかなり繊細な感覚が必要で扱いが難しいが、慣れると一番きれいなリリースが出来る。バランス調整には中指でサムリングの先を軽く押さえ込む。そこで力が分散されるのでそれなりに強い弓でも引けるが、親指への負担は少しばかり大きい。で、これが根本系こっちでは「満州式（Manchurian style)」が一般名称。実際にそうなのかは謎（笑）。これも穴は楕円形なので親指の第一関節の構造で支える。が、同時に指輪の幅広い部分を使い「親指＿で＿中指＿を＿抑える」事により力を分散出来る、指輪の外側の幅広く浅い溝はその為。（それまでのサムリングの主流は中指／人差し指で親指を握り込み支えてた）弦を指側に転がす事なくバランス良く抑える必要があるのでちょっと練習が必要。下手に親指を曲げすぎると付け根に弦が食い込む事に……非常い痛い。そして親指を伸ばしすぎると弦が離れてしまう。上記の「爪付き」で練習した後だとバランス調整が楽。付けたら一々親指の位置を直す必要がないので、取り回しと速射性も含めて個人的には一番のお気に入り（なのだが指が細くなったので現在はあまり使ってない）。「シンプル　イズ　ベスト」を体現してる道具。で、歴史的には初心者用サムリングが初期、満州式が後期になるのですが、これはその間に生まれたモノで明朝時代の古墳から発掘されたもののレプリカ。まだ弦を支える為の溝がある。それでも弦を支える位置を第一関節から根本へ移動させてる。そして指輪の幅を広げて中指を使えるようにしているけど、まだほとんどの力は親指に支えられれている。サイズ的にちょうど良いので今はこれを使用中。ちょっと癖があり、何度か射った後位置調整が必要なので満州式のほうが個人的には好み。溝が深いからバランス調整は必要無いのだけど、それ故に横着してブレが出やすい。扱いは難しいがリリースの癖のなさ、一射毎の再現度の高さは満州式が一番だと個人的に感じる。という事で、この長い前提を元に、個人的な和式「弓懸」の感想を数日後に。

弓懸で遊ぶ！

日本にいる方から弓懸を頂いたので遊んでみた。弓懸は確かに欲しかったから頂いてめっちゃ嬉しいんですけどね価値を知ってると（安物の弓の数倍（笑））驚きの方が大きいです。弓の強さは長弓１８ｋｇと短弓２０ｋｇ。三本目のアッシリア式では引き手がぶれてますが、弓の構造上の限界間際まで開いてるからです。重いからじゃありません。２５ｋｇ／５５ｌｂも楽に引けますが、一日中３Dコースを歩きまわって楽しむなら18ｋｇ程度が一番良い。……実は引きの長さの関係上、この組み合わせだと張力の弱い長弓のほうが貫通力が高い。それに狩猟に最低限必要な張力は１５ｋｇなのでそれを考えると充分なのです。

大東流の面白い所

投技でもなく金縛りでもない。……私にとって大東流の面白い所は……繋がった相手の内蔵を好きにグチャグチャに出来る事。しかもこれ、打撃とか自らの質量とか重心移動とか加速とか、そういうの一切関係無い。繋がったらそれだけで相手の内側を引っ掻き回せる。すっげーオモシロイ。

二本／両手武器の型とか

ナカンダカリのサイ・改前後両端での追い突きを省略すると、ある一連の動作が左右対象になる。二単棒の型を二丁鎌で。こっちは先日学んだ型なので備忘用。何ヶ月かやり込めばそれなりになると思う。

基本だけど基本じゃない

……「押し合い」にならないのは＿私＿が押し合いにならないように色々としっかり身体を整えて、その上で入り込んでるから。

罪プラ消化

「おもちゃ」でも画像いじればそれなりに見えるようになる不思議（笑）内回し上段蹴りの準備中、アルスアースリー。（バンダイ）この姿勢を作れる、そして自立出来る、バンダイはすごいわ。輸送車とブーメランとジェスター（バンダイ／コトブキヤ）1／72境界戦機と1／24ヘクサギアのクロスオーバー。スケールが全く違うけど画像をいじるとそれなりに違和感が消える？輸送車とかサブサポート系のモデルは良い。（箱が増える予感）炎の中でも余裕、バンプアップ エクスパンダー　（コトブキヤ）素体だけで可動箇所５０個って何？１／１４４のガンダムより二回り小さいのに。こういうのはコトブキヤは正直バンダイ以上だと思う。個人的に組むのが一番楽しかった。別箱の武器ユニット、装弾ベルトがそれなりに手間が……と思ったらそうでもなくかなりサクサク行った。これも！！だったなぁ。ナイトスコープの中のレーヴェ　（コトブキヤ）いろんな意味で画像加工が一番必要だったおもちゃ。パンプアップの三年程前に販売されたもの、三年でどれだけコトブキヤの技術力が上がったかを実感。最後に組み上げてその単純さに？？？となった（笑）。でも気軽に組むのはこの程度が良いのかもしれない。……最後にどうやっても上手く行かなかった画像。ポーズとか構図とかが駄目だったみたいで画像処理でもどうにも出来ずに無茶苦茶になった。コアガンダム（バンダイ）試験的に冒険したんだが、もう少し考えなきゃ駄目みたい。これはいずれやり直し。ということでなんと、2日でなんと、８箱の積みを消化！もう少し頑張ってみよう！（残り９箱）

上げ合気

コッチが地面の下に潜り込めば相対的に相手の位置は上？じゃ身体を一切動かさず、下げる事無く地面の下に潜り込めば相手は上がるんじゃね？上がったわ……＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿まぁいろんな方法があるんですけどね。答えは一つじゃないので。というか「絶対値」があったらここまで苦労しない（笑）。

罪プラ

積みプラを一つ完成させたら何故かブキヤの新しいプラ箱が四つも増えていた。謎。ーーーーーーーーー最新のバンダイプラ、すごいね。１／７２の境界戦機のミリタリチックのを素組みしたんだけど精度が凄くてビビってます。というか毎回同じ事を書いてる気がするな（笑）４０年前、説明書通りにゼロ戦組もうとして、パーツが合わない、そもそもバリに埋もれてパーツの形状がほぼ無くなってる、あるべきパーツが存在しない、など、まったく上手く行かず涙流した思い出があるとホント感動しかない。二年程前販売されたG４０ガンダムもやっと正規で買えた。しかも北米で。人気なかったのかね？出た当初から欲しかったけどプレバンだったかオンライン限定だったかでコッチからは注文ページにすらたどり着けなかったし。今年になってプレバンも数年前の品が北米専用で少しずつリリースされるようになったから選定中。バンダイが海外流通ルートに気を使うようになって有り難い。海外需要に追いつけなかったのが卸業者の転売問題に繋がってたみたいだしね。……うん、まぁその前に少なくともあと四箱、積みを崩そう……六年以上前に出たリアルタイプとか、十年以上前に出たエコプラとか。あぁ、あと幾つかブキヤのプラモがベッドの下に埋まってるの忘れてた……どうしよ？

説明無し

やっと終わったぁ〜

はい、毎年この季節恒例の確定申告、っぽいの。連邦税と州税、オンラインで数字打ち込めば良いだけ、ヘルプも充実、専門用語も全部単純な説明が直ぐに出る、そしてそれでも疑問があれば専門家にチャット出来る。もちろん無料。んで数時間で終わるんだけどね。いや、ほんと楽なんです。でも毎年最終確認して連邦政府と州税局に電子書式を送り出すクリックをした後、「問題無く受け入れられました」というメールが来るまでドキドキします。（これも毎年書いてるね）……今回は２０分かからなかった。無事終わったので酒飲みます！（笑）

鮮やかな色彩あり

気温は零度を超え始め、雪も溶けましたがまだ春には遠く、外は茶灰色で染まっています。そんな中でこのような艶やかな色を頂けるのは新たな一年を象徴するようで心軽くなります。ありがとうございます。

酒飲んできた

地元の酒蔵？になるのか。地元ワイナリーのオーナーが片手間に始めた蜂蜜作りがそのまま数年後には蜂蜜酒作り（大規模）となり、それがバー／販売店となった。ど田舎で周りに殆ど何も無い場所にあり、家から車で時速１００km程で３０分の場所。それでも行くだけの価値あり。蜂蜜酒って発酵を間違えるとただのイースト臭い液体になってしまうんだけど、コレはもう複雑な蜂蜜の香りと何層にも重なり合う、それでも互いに自己主張をしない独特な奥深い味わいがあり、ほんのり甘さも加わって本当に「蜂蜜」の酒、を飲んでいると本能から認めてしまう。基本的なミードでそうなのだが、それだけじゃない。発酵具合の変化で甘さが濃くアルコール分が低いモノから完全にドライでアルコール度数がかなり高いモノまで揃ってる。それ等を元に発泡酒、ウィスキーやシェリー酒を熟成させた樫の樽で更に熟成された蜂蜜酒、地元のメープルシロップやリンゴを使った酒やワインとのブレンド物、各種香木、スパイス、果てはこれまた地元のエール酒に使われるホップで味を変えた物など、３０種類近い蜂蜜酒があるのだ。ここ数年、あちこちでゴールドメダル取りまくってるのだがオーナー曰く「そんなの関係ない、ただ自分が飲みたい物を作ってるだけ」と。……こだわりまくってる。（「今色々仕込んでるから数ヶ月後にはもっと面白い物が出来るよ！」だってさ）だから一度だけ、という訳にはイカンのです（笑）。味見するだけでも数回通った。（そして未だに味見でも全種コンプリートしてない）。……妻も私もまさかこの歳になって「酒を飲む為だけ」に通う事になるとは思いませんでした。

刀以外の刃物(その3）

その２はこちら。では折りたたみ式へいきなりど〜んとインパクト強いのがありますが……全長４６ｃｍの折りたたみ式ナイフ。まだ巻藁斬ってないんですけど、なんとなく出来そうなんですよね。刃長が２３cm弱だし。なのでいずれ試してみたい。その上のも折りたたみ式としては結構大きいんですけどね、半オートで鋼も良い。でも大物のせいでスケール感が狂いますな。で、普通サイズのナイフ。一番気に入ってるのは真ん中のBuck112。これは外せない。一番上は１９９０年頃まだガーバーとG.サカイがそれなりに提携してた頃。片手で開ける事が可能なナイフが主流になりつつあり、同時に＿まだ＿今では主流のライナーロックが出る以前のありとあらゆるナイフメーカーの試行錯誤時代につくられたモノ。ボルトロックという当時としては組み立てには複雑な機構。なので当然今は制作されてません。結構頑丈なんで、気に入ってます。上から二番目は知る人が見ればひと目で分かるスパイダルコ、これもG.サカイ製なんだよね。良いんだけどね、あまり使わない。というかこの頃は武器としてのナイフ持ち歩かないし。……武器としてのナイフは持ち歩かないけど、コレクションとしては未だに購入してしまう（苦笑）という事で折りたたみ式、バタフライナイフです。実は真ん中の一本は１９８０年代に日本で購入したBenchmade／Bali-Song、アメリカ製。Bali-Song／Benchmadeが有名になるちょっと前の製品で、公式なモデルナンバーが付けられなかった海外販売用。なので米国内でも持ってる人は少ないらしいです。（つい最近まで存在を忘れていたんですがね）。その上下は面白そうな形だったので遊びで購入。Benchmadeと比べて明らかに細かい部分が手抜きなんだけど、バタフライナイフとしては十分。得に下のは重さもバランスも大きさも文句なし。ホントはもっと大きい（広げると小さな槍並になる）のが欲しかったのだが、ロシアの特殊工房製で、現在は入手不可能。残念。オマケ：SOG製のFastHawk、ベトナム戦争時、シャベルの次によく使われた近接戦闘武器、トマホークの現代版。。個人的にはかなりのお気に入りです。

刀以外の刃物(その2）その３までの予定

その１はコッチ上から：＊ColdSteelのPangaマチェーテ。形も制作元もアフリカ。現在は制作されてない。刃長４５cm。軟鉄で焼き入れもしょぼい。当時で千円以下。でもだからこそ気兼ねなくガンガン道具として使える。軟鉄で熱処理もしょぼいのに、なぜか良い刃がつく。そして肉も斬れる。先端に重さが集中してるから振った時の食いつきがすごく良い。＊OntarioのCamperマチェーテ。刃長３０ｃｍ。当時の値段で二千円以下。これ、値段の割に鉄／熱処理／コーティングが秀逸。これもガンガン使える系。短いので軽めの力仕事をする場合に使うには良い。刃持ちがめっちゃ良い。巻藁は斬れないが木は切り倒せる。＊Old Hickory(上記Ontarioの別ブランド）の肉切り包丁！刃長３５cm。これ千五百円以下！巻藁も斬れるし、上のマチェーテで行う事は殆ど出来る。しかも包丁としても秀逸。トマトを薄切りに出来る！　値段の割に実は一番実用性が高い刃物。でも刃が硬いから下手な事をすると折れそうなのが心配でもある。そういう意味では一番上の軟鉄製のマチェーテの安心度が高い。＊なんか千円以下で買った無印品。形は良いけど使えない。細くて重さが無いから振っても木には上手く切り込まないし、柔らか目の枝も斬れない。刃がつかない。刺すには良いけど、それくらいしか使い道が無い。＊SilkeyのYoki、日本製！　この画像の中で一番高価。日本じゃ八千円程かな？コッチだと一万円以上。つまり私の所有している一部刀剣よりも高価だったりする。コッチでの評価もそれなりにあったので購入。その分期待度は高かったのだが……ハズレ。日本製の砥石を使って刃を付けても刃持ちがわるい、切れ味も悪い。グリップも衝撃吸収が売りのハズなのに、打ち込むと手の中にショックが遅れて伝わる、軽減はされない。価格の割には使えね〜、と正直な感想を書くしか無い。これが千円くらいだったら、そんなもんか、で済むんだけどね。＊最後はWindlass Steel のCobraブランド製、Kopisという古代ギリシャの剣を現代化したモノ。スプリング鋼と軟質のグリップと取り付けたモノ。面白いし武器としては使えるのだが熱処理が悪かったのか、良い刃が付かない。刀剣としては期待ハズレ。かと言って軽量なのでナタのような使い方が出来ない。これも軟質のグリップなのだけど、やはり打ち込みのショック軽減につながってない。どうやら個人的に柔らかいグリップは駄目らしい。ここからはナイフ、フィクスト／固定刃。一本一本の解説は無し。上の三本が使い勝手良し。（この三本だけ紹介）下に行く程つかえない。一番上が個人的に固定刃ナイフの最高峰。Boye Dendritic knifeのBasic ３、という刃が潰れても切れる、というある意味反則的な刃物。製作所が焼け落ちたのでもう作られてない。現在作られているのは新しい工房で当時と違う製法。当時高価だったけど思い切って買って良かった逸品。次がColdSteelのMini-Tacシリーズの異端、Beaver-Tail（ビーバーの尻尾）。短いけど広い刃幅で切れ味がめっちゃ良い。この変な握りも短いのにかなり使い勝手が良い。小回りが効く。幅広の刃も合わせてスキニング（皮取り）にちょうど良い。でその隣がWinchester製のハンティングナイフ。千五百円程の安物。でも熱処理も良く、刃が潰れにくい。サイズ的にも手頃。特徴が無いけど、汎用性が高い。そういう意味じゃ理想的。その次の二本も良いナイフなんだけどね、上の三本が使い勝手の良さでダントツなので。で、次は本当に使えない固定刃ナイフ。カランビット系殺し専門ナイフ。紹介は無し。ただ個人的には右上が理想。次点で左上。まぁ、今の私じゃこれを使った正しい動きはもう出来ないのですが（苦笑）。真似事ならなんとか。その３（折りたたみ式）に続く。

刀以外の刃物(その１）その３までの予定

以前に紹介したモノ、（その２）も含まれてますが……まぁ前回から１０年近く経ってますし、良いかな。実はコレでもまだ全部紹介してない（笑）。家中のいろんな所に刃物が置いてあるので集めるのにも一苦労、というか幾つか行方不明になってるらしい。まぁいずれまた出て来るでしょう。ということで「刀モドキ」あるいは「和製刃物のようなモノ」を除外した場合、何が残るのか。では早速。上から＊トルコのダマスカス鋼でのシャムシール。＊現代鋼製の牛尾刀このシャムシールが「ダマスカス鋼は使えない」という事を教えてくれた剣です。黒い部分は鋼、白い部分はニッケル。で、ニッケルは焼入れが出来ない。しかも鉄から熱を奪うので何をやっても鋼鉄だけで可能な「硬さ」を作れない。結果刃の部分は比較的柔らかく「鋭い刃」は何をやっても付けられない。まぁ走っている馬上からスピードと重さの乗った振りがあればこれでも十分殺傷能力はあるのでシャムシールとしての「　実用性　」は十分なのですけど。で下の牛尾刀。１０９５高炭素鋼にしっかりとした焼入れ、温度調整された焼戻しが施してあり、とても鋭い。うっすらとですが刃紋が入ってるんですが、見えるかな。実はかなり遊べる刃物なのです、が、少しばかり刃の形状に問題があり、スイートスポットに入らないと途端に斬り抜く事が不可能になる。それでも刀剣類の中では今のお気に入りの一つです。下部右側：ネパール産のククリ系。上から＊シルパティという細長系。刃渡り３０ｃｍ程。どちらかというと「武器」／「剣」としての使用例が多い形状。でもこれもネパールのある地域では一般的な道具なんだそうです。ネパールの「　カミ　」という刀匠の完全手作り。とにかく頑丈。巻藁は斬れないけど木は切り倒せるし骨もガンガン斬れる（ヤギの解体で使用済み）。＊アングコーラという刃幅が広い刀鉈の一種これも「武器」／「刀」としての使用例が多い形状。上のシルパティとは違う地域では一般的な道具として使われている。同じく「　カミ　」という刀匠の手作り。やはり巻藁は斬れない、が木は切り倒せるし、骨もガンガン斬れる（ヤギ…以下略）。＊「空想から現実へ」で紹介したカスタムナイフ実はインドネシアのKujangが欲しかったのだけど当時はインドネシアの刃物輸出が制限されていたので出来ず、じゃぁ、とネパールの刀匠に依頼したモノ。斬れるしナイフとしても使えるけど、どちらかというと置物／観賞用。完全に物欲を満たす為に制作したモノだからね。下部左側：インドネシアのケリス。上から＊二十世紀初頭に作られた曲がりくねる刃が特徴的なケリスとしては珍しい直刀。黒い部分は鋼鉄／隕鉄、白い部分はニッケル。そしてこの模様にも魔術的な意味あり。精霊（ジン）を宿す正式なケリス。そして刃物／武器としてもちゃんと使える。まぁ普段は神棚にあるんですけどね。＊「魔剣」で紹介した１５世紀〜１６世紀に隕鉄で作られたケリス。詳細はそっちのリンクで。その２に続く。

大東流と剣術（斬り落し）

ハイライトのみ。素振り刀の重さは1.3kg「たどたどしい日本語」で解説付きのフルバージョンは下にあります（笑）実際白帯です（笑）。独立したから師範という肩書も、導士なんて今時誰も使ってない称号(調べたら神道夢想流から破門された方が使ってた(笑))も、段位も全て返上したので。すっからかんです。大東流のほうも師には口頭で段位も伝えてもらってますが、実は組織に属して無いので公式には段位や級位も無しです。全く認可も免状も無い武術家の解説でよろしければ、こちらを。「たどたどしい日本語」で解説付きのフルバージョン

運足

足は前に出さない。足を推進力としない。そうすると芯は脚を通じて地面にしっかりと繋がる。（３０秒で坂を下って、３０秒で同じ坂を上がって帰ってくるだけ。）だから凍ったトレイルをジョギングするのも楽。素早くは無いけど、安定する。

未だに時々遊ぶ八卦大刀

以前購入した八卦大刀ですが……未だに使ってますよ。と……形でもなんでもない、即興の嘘式（笑）。ただの動作です。

中国産のフリーダムな刀モドキ達！

先に言わせて！江戸時代の刀匠や拵え師達に現代鋼や装飾技術があったら彼らもコレくらい、いや、それ以上に奇抜な物をつくってた、と思いますよ。ということで、こういう特殊な色付け（一種の電気メッキだと思う）を専門にした刀剣工房がありまして、アニメや漫画で出てくるような刀をつくったりとか結構フリーダムに「真剣」をつくっとります。日本じゃ見ないと思うので紹介。いつか一本くらい笑いの為に買おうかな、と思っていたり。以下全て「真剣」です。斬れます。焼入れの波紋がそのまま出てるからかなり薄いメッキだとおもうけど、ある意味綺麗ですよねぇ。この波紋は偽物、でもその上から薄くメッキしてるんだと思う。こっちは何気に高度な技術が使われてる。捻りダマスカス鋼を電気メッキしてる。まざった鋼材の電気抵抗値が違うからそれぞれの色合いも変わってくる。……逆にこっちはダマスカス鋼の上から塗料を塗っただけだと思う。鞘はデジタル印刷、稲妻の部分もレーザーエッチング。鯉口がしっかりと口の中に合わさるように作られてる。……鋼材が比較的安いからこういうハンドグラインダーでガンガン削って、なんてのも。発想が自由だなぁと思いますわ。メッキ無しの捻じれダマスカス。ダマスカスの縞模様をみると、ちゃんと逆にきってから刀先の丸い部分を伸ばしてる。まぁダマスカス鋼は単材高炭素鋼に比べて脆いし硬さもイマイチなんだけど、見た目は良いんですよねぇ！ダマスカス鋼はいろんな種類の鋼材が混ざってるからその分強度が高い、なんて書かれたりしますが熱処理する時点で一律化が起こるし表面に模様を出す為に酸で処理してるから刃は脆い。でもまあ時々試し切りしたりする分には十分強度はありますが。以下はゲームからの刀、らしいです。（私は１５年程前にゲーム界からは足を洗ったので今は何がどうなってるのか？？？ですが）Sekiroというゲームからだとか：こっちはGhost of Tsushimaってゲームからだそうです。画像だと全然そうは見えないんですが、動画で撮影された鞘はかなり奥深い多重塗りで青／黒の波がグリグリ動いてました。で最後はアニメ系ただ塗っただけだったり、それなりに刀身がしっかりしてたり（笑）。買う人がいるから作られる。日本のアニメは世界を侵食する。......最後に絶対つかいたくね〜刀、そして漫画／アニメでしか見ない逸品（笑）……逆刃刀こんなんでもしっかり斬れるらしいっすよ？私は絶対に買いませんけど。オマケ：誰だこんな物騒なもんデザインした奴は！（笑）。

凍りついていても……

トレイルは凍りついてます……が、それでも私はこれ（笑）人間の足って凄いんですよ〜。デコボコの地面に対して瞬時に足裏の形を変えてしっかり掴みますし、それに加えて反射的な姿勢制御が足指レベルから行われるからこんな凍りついた道でもジョギングできちゃう。靴を履いていたら出来ません。素足に近い状態だから足裏のセンサーと足の構造の柔軟性のお陰で地面にぴったりと張り付く。普段の生活で靴を履くのを止めてから二十年近く。足本来の性能ってのをすごく実感してます。＿＿＿＿＿＿今日の風景：

続：三尺

ということで、工房から連絡があって、出来るそうな。送料込みで５万円。（笑）刃渡り：三尺／９１ｃｍ反り：二寸五分／7.6ｃｍ鎬造り、小切先鉄は１０９５／T10という高炭素鋼。相変わらず折り返しとか無しの単鋼／無垢。（昔の軍刀では「折れやすい」なんて言われてたらしいが近代のしっかりと精製された高炭素鋼はコンピューター制御された温度管理のお陰でかなり強靭なのだ！）波紋／焼入れは”ランダム／ワイルド”という、めっちゃ煩い系。鐔は鉄、鋳物系で撫角形、荒波模様。鞘は全体籐巻き、黒石目？鯉口と栗形は水牛角、茶色。という感じ。柄の長さは一尺二寸、36.5cm程。柄糸は赤か紫だったような？鮫革は黒だったんで、どっちにしても映えると思う。順調にいけば5月か6月あたりには出来るそうなんで、楽しみです。まぁこれだけ反りが深いと刀身の制作過程で失敗、最初から作り直し、ってのも良くある（以前の極反りはそれで結構遅れた）ので気長に待ちますけどね。

三尺

刀身長さ三尺の居合刀を作ってもらおうかな、と考えてます。1095／T10高炭素鉄で。今回は波紋入り焼き入れしてもらって、で居合刀として刃引く。斬れる刃物は十分にもってるから「遊べる」刀が欲しい。二寸反りくらいを考えてますが、もしかしたら二寸五分反りにするかも。反りが大きいと同じ長さでも肉厚が同じなら刀が重くなるからなぁ。でも反りが大きいと長い刀の抜きつけ／納刀が楽になるんだよね。鎬造りで小切先。鞘は籐巻きで。柄は一尺二寸程あれば十分かな。さて、制作工房さんがどんな見積もりをしてくれるか、それによって実現するかどうか！になります。

毎朝軽く走る場所

老犬と軽く。２ｋｍ程。その時の風景

貧乏人とポルシェ

ポルシェのSUV３台ちょいで家が買えるのです。３０年ローン組んだ「我が家」が。（笑）。で、そんなんだからポルシェなんか一生縁ね〜よな、と思っとりました。私は貧乏人ですからね。……まさか運転する機会があるとは思いませんでしたわ。なんなんすかね？　重量はフォードの大型ピックアップよりも重いくせにハンドリングがベンツ／BMWセダン以上。そこらの他のSUVと変わらない車高なのに接地性がね、凄いの。今日は雪降ってて道路も薄く雪積もってたんですけどね。安心感パない。自分の日産で超えたスピードバンプじゃ低速でガックン行ってたのに殆ど気づかず通り越しちゃった。ちょっと踏み込んだだけで１４０ｋｍ／ｈｒまで、気づく間も無く、あっと言う間に加速するほどアクセルが繊細なのに街乗りしてる時はめっちゃコントロールし易い。それが乗用車モードだってさ。（スポーツモードなんて怖くて試せなかったよ）しかもドデカイエンジンついてるのに一切聞こえね～のんでキャビンの中がそこらじゅうボタン／スイッチだらけで何がなんだか（笑）。……金かかってる車って凄いのね。

羨ましい

師がよく言います。「　お前らが羨ましい　」と（笑）。彼が二十年使いたどり着いた場を十年で通り過ぎた。と。私達は後輩によく言います「　お前らが羨ましい　」と（笑）。私達が十年使いたどり着いた場を二年で通り過ぎた。と。うん。表向きはそうなんだ。師の試行錯誤、わからない、理解出来ないなりに、彼が一生懸命模索した時間。言葉が通じない中で、こうじゃない、ああじゃない、といろいろ試しては固執して、それを捨てて、また新たに見つけようとして、いろいろな寄り道を続けた。それを受けた私達も師の教えを理解（理を解く事）出来ずに、それでも、と喰らいついてあちこち間違った方向へ飛び込んだ。いろんな寄り道や袋小路を経験して、その轍を踏まないように、と師は私達を指導し、私達は後輩を同じく導いた。いろんな「　無駄　」を省いた結果がこのスピード。「寄り道」が省かれ、試行錯誤が極端に少なくなった、ストリームライン化／効率化したカリキュラム故に「　特定　」の通過点までたどり着き、超えるのは楽になった。でもねぇ、今の師があるのはその「　寄り道／袋小路　」があったからこそ、なんだよね。師の大東流の凄さってのはその「　地力　」の幅の広さ、そして深さ。　彼が試行錯誤のために費やした時間はそれそのモノが「糧」であった。決して「無駄」ではなかった。師に追いつこうとすればするほど、彼が私達にあえて体験させなかった「寄り道」や「袋小路」が師のいる場所へ登るために必要である、と「理解」出来てしまう。彼が二十年前に行っていた事の殆どは出来ても一部は抜けてる、全ては出来てない。時間が経てば経つ程、その「　抜けているほんの一部　」の大きさ／大切さに愕然とする。あぁ、失伝ってこういう形でも起こるんだなぁ、と実体験中（苦笑）。そして現在その「寄り道／袋小路」を糧にしようと四苦八苦中。まぁ順序がめちゃくちゃなんで、どうやっても「いびつ」にしかならんのですが。それでも無いよりはマシ。と割り切っていろいろとやってます。師はそれみて笑いこけてますけどね。

お陰様で……

……とても豊かな三が日を過ごせました。ありがとうございます！

２０２２年の目標

うん、クリスマスにですね。妻を通じてある祝福を頂いたんです。まぁ知ってる人は知ってますが、彼女はほんまもんの魔女の家系の末裔。映画魔女の格好して女神がどーのこーの、自然崇拝がどうのこーの、とかいってるファッション魔女達の香油や月齢で儀式を、なんてやってるお遊びとは違い、一般人として、なにも変わらない普段の生活が、そのまま魔術である、そういう人です。ですから祝福の発現も意図的でありながら、意図的でなく、彼女を通じてなんかとてつもないモノが出て来る、なんてのがあったりなかったり。で、祝福の詳細は省くとしても内容は武術関連でして。……それに連動してるのかは？？？ですが大晦日から元旦にかけての夢の中で（これが初夢ではない、という事は知ってます）、かなり単純な居合の型を教えてもらいました。いや動作は単純なんですけどね、起きてからやろうとしたら難しいのなんのって。部分的に出来るんですよ。でも最初から最後までとなると全くできない。ほんと、単純なのに、単純だから、余計な事を少しでもやってしまうと途端に全部崩れる。観せてもらっただけでもありがたいんですが、今の私じゃこの単純さを体現できない。なので２０２２の目標の内の一つは（というのもこの先もっと増えていきそうなので）この型、東流虚術「夢雲」を体現できるようになる事です。

２０２１年

２０２１年の元旦にはこんな日記を書きました。2021年の目標＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿わかる人にはわかるし、わからない人にはわからない（笑）。……面白いもので、目標として願掛けした時にはどうやったら実現させるかも五里霧中だったわけですが、一年が終わってみれば問題なく達成していた。えぇ、達成しました。というか今グリングリン動いてます。去年に今頃には全く知り得なかったものです。しかも積み重ねがあって、それでもまったくなにも起こらず、最終的に「成った」のは一週間程前。そして「成って」から何が積み重ねだったのかを知るという（笑）。　それまで自らがそこに向けて歩んでいた事すら知らなかった。感謝しきれないですね。

クリスマス・イブにしてたこと

こんなの。ペーパークラフトに分類されるのかな？２６枚の切り目が入れられた厚紙、押せばパキっと出てくるパーツが全部で２９４。それを組み合わせて立体物を作ろうというやつです。説明書みてガンプラより楽だろ、と思ったらね、そうでもなかった。例えばこんなの。これを組み合わせれば良いわけですが。こんな感じで細かい部分を抜き取らなきゃならない。ある意味プチプチで遊んでるようなもんで、そういう心境なら楽しいんですけどね。組み立て、という部分に集中しちゃうとプラモのパーツを延々とランナーから切り離しているような感じでこれがまた辛い（笑）。でもけっこう綺麗になるんですよねぇ。んでまぁ１４時間程かけて。。。完成〜！中も豪華だったり。妻へのクリスマスプレゼントなんですわ、これ。彼女はアメリカ合唱団の一員としてヨーロッパをツアーした事がありまして、その時ソロイストとしてパリのノートルダム大聖堂で歌ったんですよ。でも全盲ゆえに大聖堂がどんなものなのか知り得ない。…なので大きめでそれなりにディテールがあって、触りまくっても壊れない、壊れる／外れても直せる。そういうのを探してたらたまたま見つけて。で、届いたのがクリスマスイブ前日という（苦笑）。それでも無事にクリスマス前には完成させまして、しっかりプレゼントとして渡せました。めっちゃ喜んでもらったので私としても嬉しかったです。……それにしても現代技術ってすごいね。たかがペーパークラフト、でも精度がすんごいの。調整が一切いらない、抜き取ったパーツが無理なく組み合って、最終的にはかなりしっかりとした立体物になるんだから。

私の師は……

私の師はこんな感じ（実際はもっと複雑怪奇なんですが、これが一番簡略化しててなおかつ解りやすい図）かろうじて師の位置を感じる事が出来るのは、師が変化していく＿過程＿を経験してきたから。こんなん、いきなりぶち当たったら何を相手にしてるのか理解不能ですわ。そしてこんなんだから、相手を感じる事が出来ない人は勿論、相手を感じる事が出来ても……※＿上半身しか感じられない人＿（腕や胸に重きを置いている人）※＿腹／丹田至上主義者＿※＿体全体を繋げてそれで終わったと思った人＿そういう人たちは師に触れても＿なにも感じさせてもらえない＿。（笑）そして師には「　なにもない　」と知ってあざ笑う。彼らが感じようとする部分、技をかける為に必要と「知っている」部分、そこに師は＿いません＿から当たり前なんですが。……こちらとしては滑稽だなぁ、としか言いようがないっす。ちなみにこれ、私は感じられるけど、マネが出来ない。そういうものがある、と体感出来るだけでもありがたいのですが、道は遠いです。……しかも師はまだまだ発展途上。彼の変化の過程を体感してるので、この先どうなるのか、全く分かりません。ただ置いていかれないように必死に食いついてます（苦笑）。

個人的に……こんなふうに感じる

初心者：体の部位の間に隙間があってそれぞれの位置がバラバラ。隙間が大きい程その部位が周りと関係無く、前後左右上下に動きまくる。下の図は技を使おうとする初心者相手によく感じる。手／腕が先に出て完全に体から切り離されてる。頭（意図）は前に入り込もうとするから胸も随従するが、腹や尻は追いつかない。結果相手に上半身で寄りかかる感じになって、それをまったくつながってない脚／膝／足首で後ろから押そうとする。＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿腕から入り込もうとするが、腕は体から完全に独立してるので相手に入り込もうとしても力が全て逃げてショックアブソーバーのように機能してしまう。腕や肩に力を入れる事で固定化しようとしても。。。。胸／肩で相手の力を受け止めてて、それ以外の場に力を流せずに、結局胸や肩の筋肉が反応してしまう。この状態で上半身を脱力しろ、と言っても不可能。だって入ってくる、あるいはこちらから伝えようとする力はすべて上半身でしか対処出来ないし、作られていない。どれだけ腹の力や脚の力があっても、それが上半身に繋がらなず、前後左右上下にスライドしまくるので力が一切伝達しない。足首や膝が完全浮いてるから全身で「地面」に繋がるという感覚など一切理解出来ないし、感じられない。いろんな基本的な技の練習ってのは、上のようにバラバラにうごいている体を完全に繋がった一つの物体として動かすこと。とても単純なんですが、これが単純故にめっちゃ難しいのです。

軽い棒故に……

……力を入れ過ぎて体が振り回される。難しい。ちなみに前に「糞重い薙刀」でやったのと同じ。

コップを持ち上げようとして……

……失敗。難しい。

指輪作ってもらった

ちょっと前に作ってもらった。このサイズでこのディーテールレベルは個人的には凄いと思う。

折れた杖

「三本目」の日記で折れた杖を見たいという人が居たので生徒さんに写真を送ってもらいました。購入して二年目の日本製白樫杖。「折れた」というより「割れた」という表現が正しいかも。木目にそって弾けてるからね。打ち込んだ時にポンッという感じでと細かい木片が飛び散ったのが印象に残ってます。生徒さんは「本手の構え」で杖を持っていて、私が軽く打ち込んだのは杖先。しっかり固定されてればある意味一番割れやすい部分だけど同時に一番衝撃を逃しやすい部分でもある。……ちなみに経年劣化してある日突然「折れた」杖はこちらこっちは後半年で２０年！という頃、生徒さんの体に突きを入れた時に折れた。その時の感覚は「メリメリ」。一瞬ではなく少しずつ力が抜けていく感じでした。（なので生徒さんにも私にも怪我はありませんでした）。杖の突きは真っ直ぐでは無く、一定の「しなり」を入れるので杖の真ん中が劣化し易い。この「　折れ方　」はその結果。

四分でヘトヘトになる方法

タバタ式HIIT自走式ルームランナーで。傾斜と重心でトレッドが後ろに流れます。使った事がある人は支え無しで全力疾走がどれだけ難しいか解ると思う。最初の一分でもう体内のエネルギーをほとんど使い切ってる感じ。体中が重くなって意識ははっきりしてるのに体が思うように動かない。その時点で足が糞重くなって回転数が落ちまくる。たった四分ですが負担が半端ないです。

三本目……

…………今日生徒さんの杖を折りました。一瞬でポッキリいった為生徒さんは折れた事にすら気づかなかった。衝撃が無かったそうな。ここ数年で三回目かな、一回目は木刀で木刀を、二度目は杖で木刀を、今回は木刀で杖を……（それぞれ違う方で、折った武器は弁償してます）「古かった」とか「当たりどころが悪かった」とか「ダメージが蓄積されていて偶然」。理由としてはそのあたりが妥当。サンプル数が「三回だけ」ですから。ただどれも生徒さんにベクトルの繊細さを感じてもらう為に「軽く」打ち込んだ時に起こってるんですよねぇ。これは「たった三回」でも全部同じなんです。「軽く」と思って打ち込んでいる時には余計な力が入ってないんで、その分力の伝達が阻害されてない、のかもしれない。という事を考えてますが、さて、事実は如何に（笑）。この後サンプル数が増えてきたら………………困るなぁ。木刀も杖も安く無いんです。

ウエイトトレーニングじゃないよ

一本　2.25kg（5ポンド）を二本。だから合計でも5kg無い。何をしてるか、わかる人にはわかるし、わからん人にはわからん。