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ニュージーランドのスクールキャンプには、いろいろなことがありました。
一番びっくりしたのが、 浜辺に人が倒れている!! 毎朝、子供たちは、朝、6時に起きて、 浜辺を散歩します。〈往復1時間半くらいかな) ぞろぞろと話をしながら、 真っ白の、なが~~~い浜辺を散歩。 散歩と言っても、砂場を歩くわけですので、 体力要ります。 14日の日記にも貼りましたが、 この浜辺です↓ 誰かが、叫ぶ! 浜辺に人が倒れている!! 子供たちは(小学校6年生) 倒れている大人の周りを取り囲む。 「先生を!!」 そういう時に限って、先生がいない! キャンプ場に引き返すのは、30分以上かかる。 先生の到着を待っているわけにはいかない。 先生を呼びにいく人、助ける人、手分けをした。 まず、自分達で波打ち際から、男性を引き上げなければならない。 数人の子が倒れている人を引きずろうとするが、 重くて動かせない。 ブッシュの中に入って、 切ってある木の枝を数本持ってきたグループ。 寄ってたかって、木の枝の間に、ツタやなんやらを巻いて、 緊急の担架を作った。 それに、乗せるのが一苦労。 みんなで力を合わせて、 乗せる。 無事に乗せて、 引きずって行ったら、 そこは、ちょうど中州のようになっているところで、 また、水の中に入らなければならない。 (子どもたちの腰くらいの深さ) 次に子供たちは、 担架を浮かせるように、 釣り用に置いてある、大きな浮きを見つけてきて、 それを担架に結び、筏にして浮かした。 ようやく、男性を岸に上げた。 そこに、先生が到着。 子どもたちの対応は、見事に連携され、知恵を出していた。 自分達にできるあらん限りの事をしていて、 先生から、すごく誉められていた。 校長先生の後日談。 「倒れていた人は、転校生のお父さんなんだよ。 子ども達は、お互いのお父さんたちの顔を知っているので、 見知らぬ人を探すのに一苦労した。 誰も知らなくてよかったよ。〈ウインク) 場所も選んで、 学んだ事が実践できるようにした。 転校生のお父さんもがんばった。 先生の一部はブッシュに隠れて、 子どもたちが、どう判断し、行動するか、様子を見ていた。 私は、その一部始終を見ていた先生から報告を受けるんだ。 これが、我が校のスクールキャンプ。 そして、大きく微笑みながら、 私は、うちの生徒たちを誇りに思っている」と。 生きた教育を見た思いがした。 私は、これから、この学校で働くことになる。 気が引き締まった。 ニュージーランドに行くと、 生と死が目の前にある。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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