カテゴリ:英語
幼児クラスに、 絶対に私の方を向かない。 自分勝手にそこら辺の物を投げまわる。 走り回る。 泣く。。・゚゚ '゜(*/□\*) '゜゚゚・。うわぁ~ん 授業に全然興味がない。 そういう状態の子がいた。 お母さんは、必死で、「先生の方を向いて!」 って言っておられる。 その度に、 「必ず、私の声を聞いていますから大丈夫です。」 「お母さんは、何も言わないでください」 とお願いし続けた。 私は授業中、彼に声をかけなかった。 必ず、内容でこっちを向いてもらおう。 そう思っていた。 無理やりに何かをさせると、 英語が嫌いになる可能性だっていっぱいある。 幸いにも、 そのクラスのほかの保護者の方から文句も出ずに、 3ヶ月経過。 その間、 彼は、徐々に、徐々に、 教室の真ん中に近づいて来ているのを、 私は視線の横にとらえていた。 先々週は、私が読んでいる時、 彼の勝手な動きが止まった。 『あぁ。。本が好きなんだ♪』 先週、 本を読むときは、本が見えるところまでやってきた♪ ムフフ♪ そして、 みんなのやっているカルタに手を伸ばし、 それをクシャクシャにした。 ついに自分から、授業に参加♪ 彼のお母さんは、それを止めようとなされたけれど、 私は、 「止めなくても、大丈夫ですよ。」 と言った。 だって、今まで何の反応もなかった子が、私のやってること。他の子のやってることに関心を持ち始めたんですもん。 今日。 本を読んでいると笑った。 春の花の切抜きを見せると、 自分で選んで、受け取ってくれた。 そして、手で、破った。 私は、破れてバラバラになった花を寄せて、 のりで貼り付ける真似をした。 彼は、破った花が元通りになるのを手伝い始めた。 そして、 今度は自分から、他の子ののりに手を出し始めた。 私は、そっと、彼の手に自分の手を添えて、 "Can I use this?"と言った。 言われた子は、 ”OK!” と言ってくれて、のりを差し出してくれた。 (大人にこんなに許容力あるかな。。って思ったくらい、優しかった。) 返す時は、ふたをして、 ”Thank you.” と言いながら、また、彼の手に私の手を添えて返した。 のりを返してもらった子からは、 "You're welcome." の言葉と笑顔が返ってきた。 (子供は優しい。。ほんとうに。) 私の教室で彼が初めて会話の中に入った瞬間だった。 そして、帰るとき、 \(◎o◎)/!ビックリ! 一瞬、奇跡が起こったのかと思った。 彼に教えてもいないのに、 彼は、私に笑って、手を振り、 なんと! 流暢に、 ”Thank you. See you. bye!" と言った。。 他の子が、そう言って帰っているのを、ちゃんと聞いてたんだ。信じていたことが目の前で起こった。 もし、私の目がカメラだったら、永久保存版になる光景だった。 私は、クラスがおもしろければ、子供は必ず関心を示す。 と信じている。 子供はどんな事をしていても、興味があれば聞いている。 と信じている。 Only Englishのクラスでも、それが可能だと信じている。 英語も言葉だから。 昔、絵本の読み聞かせの会に入っていた。 大きな会場だったので、 絵本に関心がなく、走り回っていた子もいた。 でも、 何ヶ月か経つと、絵本の力に吸い寄せられる。 そして、瞳に、澄んだ泉のような光をちらつかせながら 本の世界に入ってくる。 澄んだ二つずつの目が、 いっせいに自分の持っている本に注がれる。 自分に関心がないところに来ると、 また、走り回る子もいた。 でも、必ず話は聞いていた。 子供は、不思議な耳を持っている。 ロード・オブ・ザ・リングの一番最初に 物語を聞くシーンがあった。 その時の子供たちの目も、キラキラしていた。 どんな澄んだ海よりも、どんな虹よりも素敵な瞳。 その経験が、どんな子が来ても、大丈夫。 という私の自信に繋がっている。 やったね(@^∇^@) わぁーい♪ カメラに撮りたかったなぁ。。あの笑顔。。 今日は、私の記念日♪ 娘に言うと、 「お母さん、興奮して、何言ってるのかわからへん。 要は、授業に参加してくれたってことやな。」 そそ、そういうこと♪ ーーーーーーーーーーーーー 「お母さんは、弟ばかりを見ていた。」 昨夜、食事中に娘が言った言葉。 私は、とても、ショックだった。 自分がそうでなかったから、 自分の子育ての時は、平等にと心がけていても、 その時、その時、 子供はお母さんの心がどこを向いているか感じる。 時には、自分の方を向いていないと感じる。 娘が言ったその時期は、受験期。 娘は、いつも自分の部屋で勉強していた。 息子は、居間で勉強していた。 二人は年子。 会話の数は、息子の方が確かに多かった。 娘は自分の部屋に入ってこられるのを嫌がるので、 それがいいんだな。って思っていた。 でも、さびしかったんだ。。 言ってくれてありがとう。 お母さんは、あなたの事もずっと大事に思ってるよ。 今日の朝ご飯の時に、 私は、弟が生まれたときの頃の事を話した。 「年子の場合、上の子を可愛がるんだよ。」 と、隣のおばさんに教えられたんや。 生まれたての赤ちゃんは、手がかかる。 ちょっと、赤ちゃん返りした娘は、 ベビーバスに入るときは、自分も入る。 下の子が熱が出たときは、自分も頭を冷やして湯冷ましを飲む。 そんな話を笑いながらした。 それから数時間後、 娘は、とても、機嫌よくなった。 言ってすっきりしたんだと思う。 娘の笑顔がうれしかった。 子育ては、ずっと続いているんだな。。 子供が大人になり、 自分が育てられた道筋を反芻して出てくる言葉に、 素直に耳を傾けたいと思う。 いたらない親だけど、大事にしてくれる娘に感謝。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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