カテゴリ:コミュニケーション
土曜日の朝早く、ニュージーランドにいる教え子から泣きながら電話がかかってきた。
「せんせ~~・・・熱が出て、声も出ないし、体は痛いし、日本に帰りたい・・・せんせ・・・」 後は嗚咽が聞こえるのみ。。 遠く離れた異国から、泣きながらの電話。 朝、がんばって起きて、食卓に行くと、自分の所だけお皿がない。と言う。 その上、ホストファミリーのお父さんは、お皿を洗いなさいと言っているらしい。 それは、ないでしょ・・・ ホストファミリーのお母さんは優しい。 それが、救い。 お母さんが、彼女の部屋に入ってきたので、電話を換わってもらう。 彼女が朝食を食べたか、どうかを聞く。 まだ食べてないので、呼びに来たとの返事。 じゃ、お願いします。と頼んだ。 彼女に電話を換わり、 「ニュージーランド人に言うと、医者に行かなくてもいいって、言われるから、とにかく、日本人に電話しなさい。 土曜日でも、学校に、校長先生かご主人がいるかもしれないので、 とにかく、電話しなさい。 そして、日本人の医者の所に行きなさい。」 と言った。 彼女は、泣きながら、そうしてみる・・ と応えた。 そして、電話の最後に、 「がんばる・・・」 と言った。 うん、がんばるんやで。 自分の体は、自分で守るんや。 すぐに行けないもどかしさを感じながら、 かつて、異国で病気になった時の心細さを思い出した。 Yちゃん、がんばるんだよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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