テーマ:塾の先生のページ(7843)
カテゴリ:英語
今年から、小学校英語活動に参加させてもらっています。
今日はその教室の様子をまとめたものを教育委員会に持って行きました。 担任の先生たちは、最初、英語活動に参加されませんでした。 それが、今では、ちょっとしたやり取りを英語でしてくださるようになりました。 子ども達は、普段と違う先生の笑顔や様子を見て、大喜びでした。 英語活動に賛否両論がありますが、 私は、英語活動は、言語活動、コミュニケーションのひとつの形態ととらえています。 日本語も大切にした言語活動です。 かつて、ニュージーランドで日本語を教えていた時、 小学校4年生で、英語(母国語)があまり読めないアンジェラが私の日本語のクラスに来ました。 「英語も出来ないのに、日本語のクラスに入ることはできない。」 のが基本なのですが、本人と保護者の強い希望で参加することになったのです。 アンジェラは、英語よりも日本語の方が好きでした。 そして、日本語の授業ではイキイキと発言し、 私を手伝ってくれるのです。 ある日、スーパーでアンジェラのお母さんに出会いました。 「うちの子は、学校に行くのを楽しみにしてます。日本語の授業があるからです。 家でいろんな事を話してくれるようになりました。ありがとうございます」 ととても感謝されました。 まさしく、自分を表現する一つの手段としての言語活動なんだと 言葉の持つ力に心動かされました。 同じことが、日本の英語活動にも言えると思います。 英語教育が始まったからと言って、全ての子どもが英語を好きになり、 話さなければいけない事はありません。 他の教科のように、 好きな子もいれば、嫌いな子もいる。 上手な子もいれば、上手じゃない子もいる。 でも、基礎的な事は学ぶ。 それでいいのだと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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