テーマ:海外生活(7773)
カテゴリ:ドイツ生活
今日、会社からの帰り道、市電(Straßenbahn)に乗っていると電車が途中で動かなくなった。
車内放送で運転手が「電気が全く来ない」と言っていた。 からくりはわからないが、架線かレールのどちらかが一部絶縁状態になっていてちょうどそこに乗り上げてしまったようなのである。 車内の設備はそのまま機能していた。これは架線からの電気でなくバッテリーの電気を使っているのだろう。 客のひとりが「みんなで電車を押そう」と提案した。ようするに電車を少し動かして電流の流れるところに持っていこうということだ。運転手もそれに賛成して、男たちはみんな電車の外に出た。 しかし電車の正面の面積はせまく、押せる人数は限られている。 力のありそうな、体つきの大きい男たちが数人選ばれた。残念ながらドイツ人にくらべて華奢で小柄な僕は選ばれなかった。 大男たちが一斉に電車を押し始めた。 だが電車は全く動かなかった。自動車は時々バッテリー切れで押しがけという風景は見かけるが、電車ははじめてだ。しかし電車というのはこうも重たいものなのか。目の前の巨漢たちをあざ笑うかのように電車はそびえ立っている。 結局後続車が押し出して何とか動いた。しかし、架線のほうも修理しておかないとまた同じ事故が起こるのではないかと思う。 経過時間 2月 1日 21時間 15分経過 吸った煙草 0本 吸わなかった煙草 638本 浮いた煙草代 127ユーロ 延びた寿命 2日 5時間 10分 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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