テーマ:楽器について♪(3648)
カテゴリ:ピアノ雑感
昨日の日記のコメント欄で少し触れたが、僕の実家は大阪府の豊中市、伊丹空港から3kmほどのところにある。伊丹空港(旧大阪国際空港)は住宅地の真中にあるため、昔から騒音問題で取り上げられていた。
それで、町には騒音を知らせる電光板があった。「今日の騒音 ○○ホン」という具合に。 昨日の日記では音の大きさ(音波レベル)を表すのに「デシベル(dB)」を使ったが「ホンまたはフォン(phon)」も良く使われる。だいたい見ると同じような数値を示している。 ホンとデシベル、どういう関係なのか? 仮に、デシベルで表示される音量計があったとして、ピアノの音量をその音量計が常に一定の数値を示すように1keyから88keyまで調整したらどうなるか。 実は音量がkeyによってまちまちなバラつきのあるピアノになってしまうのだ。 デシベル値が同じでも、音程によって大きく聞こえたり小さく聞こえたりする。例えばピッコロとファゴットがそれぞれ80dBで音を出すと音量は違って聞こえる。 そこで人間の耳に聞こえる音の大きさの単位として使われるのが「ホン(phon)」というわけである。例えばピッコロとファゴットがそれぞれ80phonで音を出すと同じ音量に聞こえる。 ホンの数値は振動数が1000Hzの時のデシベル値に基づいている。つまり1000Hzの時100デシベルであれば100ホンでもある。ちなみに1000Hzとはピアノで言えば56keyのE音と57keyのF音の間くらいである。 1000Hz以外の音程では下表の「等感度曲線」を使用する。このグラフの青い線は耳に同じ大きさで聞こえるラインである。例えば40phonのライン(下から5番目)を見ると、まず1000Hzでは40dB、100Hzでは50dBとなり、20Hzでは85dBとなる。 ところで、この「等感度曲線」は昔の学者たちがまだコンピューターもなかった時代、人海戦術で集めた膨大な調査結果をもとに作り上げたものだそうである。頭の下がる話である。 経過時間 2月 10日 6時間 7分経過 吸った煙草 0本 吸わなかった煙草 722本 浮いた煙草代 144Euro 延びた寿命 2日 12時間 10分 本日の体重 72,7kg 理想の体重 61,4kg 体脂肪率 17,7% お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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