テーマ:海外生活(7773)
カテゴリ:ドイツ生活
(昨日のつづき)
ところで、ブレーメンでは毎週日曜日、寮の近くのプロテスタント教会に行っていた。 はじめは例の韓国人の友人が教会に行こうと言い出したので、付き合って行ったのだが、そこのLさんというおばちゃんと僕らが仲良くなり、それから教会へも毎週行くようになった。 この教会は礼拝の後、みんな喫茶室でコーヒーを飲む習慣があった。それが僕らの語学の勉強に役立ったことはいうまでもない。 ある時、その教会にとても素晴らしい聖歌隊がやってきて歌ってくれた。その日のコーヒータイムで僕はその聖歌隊の指揮者と同じテーブルにつくことができた。 「君は何をしにドイツに来てるの?」と、その指揮者が聞いてきたので、だいたい昨日の日記に書いたようないきさつを話した。 「そうか・・・Ausbildungplatz(修行先)を探してるのか。大変だね」 と言った後、「僕のお勧めはグロトリアンだ」と言った。 グロトリアン・・・その時の僕の知っていたことと言えば、スタインウェイの渡米前の工場がドイツに残ったメーカーだということぐらいで、音色や品質については知らなかった。 その指揮者によればグロトリアンは彼の最も評価するピアノで、特に製法がドイツの伝統的なものなので、技術を学ぶには最適だと思う、とのこと。 「まあ、難しいとは思うけど頑張って」と言って彼は席を立った。 グロトリアンの客観的な評価を耳にしたのはそれがはじめてだった。 そのときからこのグロトリアンという会社に興味が出てきたのだった。 (つづく) 経過時間 2月 23日 2時間 45分経過 吸った煙草 0本 吸わなかった煙草 851本 浮いた煙草代 170ユーロ 延びた寿命 2日 22時間 55分 体重 71,7kg 体脂肪率 18,5% お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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