344170 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

Der Nakajistil

Der Nakajistil

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X
2005.12.01
XML
カテゴリ:ピアノ雑感
クラビ1(昨日のつづき)
さて、E音の鍵盤が下がりっぱなしになっていたわがクラビノーバだったが、その修理をすべく、何とか鍵盤ユニットを取り出すことができた。ここで、中をじっくり見て、何が原因か探らなければならない。


・・・とは言え、電子ピアノの鍵盤のスティック(可動部分が固まって動かなくなることをスティックと言う)の原因は大体2つのうちいずれかである。
ひとつは、板バネが折れていること。もうひとつはグリスが固まってしまい、動きが悪くなっていること。
我が家のケースは明らかに後者であろう。なぜなら時間がたつと鍵盤が戻ってくるからだ。つまりバネは機能している。

鍵盤抜くとりあえず問題の鍵盤を抜いてみる。鍵盤は奥の出っ張りに刺さっており、板バネが押さえつけている状態になっている。鍵盤を手前に引っ張り、奥側を上に引くと鍵盤が抜ける。

鍵盤ふく1鍵盤を支持している点は奥と手前の2点で、それぞれが摩擦部分となる。それらの場所にたっぷりと盛られている古いグリスをまずアルコールで除去する。手前のグレーの出っ張りはある程度弾力のある合成樹脂でできている。おそらくスティックしていたのはこちら側である。

鍵盤ふく2こちらは奥側。ちなみにここと鍵盤の相性で鍵盤の傾きや間隔が決定するようだ。同じEの鍵盤でも微妙に異なる種類がある。おそらく製造時には現物合わせでやっているのではないか、と思った。しかし、もしそうだとすれば電子ピアノということや値段を考えるとかなり手間がかかっている気がする。

プロテックMPL1さて、新しく塗るグリスだが、オリジナルは何を塗っていたのかわからない。プラスチックということを考えればシリコングリスが良さそうだが、少し粘度が高い気がする。それで、グロトリアンのピアノにも使用されているProtek MPL-1を使ってみたところ、なかなか良かった。

音だしテスト鍵盤の動きは正常化したので、外したコネクターをとりあえずつなぎ、電源を入れて音だしチェックする。音がちゃんと出ることを確認してから、分解した外装部品などを元通り組み立てる

完了・・・というわけで、何とか修理完了。めでたしめでたし・・・。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2005.12.02 05:03:23
コメント(12) | コメントを書く


PR

Recent Posts

Archives

2024.11
2024.10
2024.09
2024.08
2024.07

Freepage List

Comments

なっぴー@ Re:ハンブルグかハンブルクか(09/27) ハンブルガーって言うじゃん。 だったらハ…
背番号のないエース0829@ Re:ベルリン 映画「風の電話」に、上記の内容について…
那須野@ Re:調律師と耳の良さ(08/26) 僕もヘッドフォンは大嫌いです しかしそ…
まつかわ@ Re:ドイツ人はバイエルを知っているか 第4回 「楽譜の店で」(06/25) はじめまして。ドイツのピアノ教育に興味…

Category

Favorite Blog

CANTOIMA(今泉仁志… cantoimaさん
Swing the Piano.歌… さとうゆきこさん
pastel mint rusfさん
ピアノのへや seina1940さん
poco a poco poco a pocoさん
y'Odare cLub    … Yodare-Club-Tomochanさん

© Rakuten Group, Inc.
X