テーマ:海外生活(7774)
カテゴリ:ドイツ生活
その時出てきたのが焼いた豚肉にソースをかけたものにクヌーデルと紫キャベツだった。僕の目の前にいた同僚が、これはドイツでよく食べられているものだよ、と説明してくれた。それはいいのだが、「まあ、これはドイツの寿司だ」と付け加えた。 彼も軽いご愛嬌のつもりで言ったと思うが、なんだか日本では毎日の食卓に寿司が出てくると思われているようでおかしかった。だが、それでは何が日本を代表する料理なのか、と考えるとこれも結構難しい。 先週末、デュッセルドルフへ向かう列車で食堂車を利用した。 テーブルの上には一枚の広告が敷かれてあった。それは一見するとサッカーのワールドカップに因んだものだったが、よく見ると「Kochen wie ein Weltmeister」という料理本の広告だった。 この本は出場選手たちの好物料理のレシピを載せたもので4月末に発売になるという。そしてこの食堂車ではその本で紹介されているいくつかの料理を期間限定でメニューに加えるということだった。 広告の右半分には6月18日ニュルンベルクでの日本対クロアチアの試合の情報と高原直泰選手の紹介文があり、その下に「日本の人気料理」として「豚の生姜焼」が出ていた。(正確にはSchweinefleisch mit Ingwer und Reis) 残念ながらこれを見つけた時には別の料理を注文してしまっていたので、どんなものが出てくるか試すことはできなかった。 豚の生姜焼と言えば洋食屋やレストランなどのランチメニューに入っていて、日本の代表料理とは言えないまでも、少なくとも僕にとって寿司に比べればはるかになじみがある。考えてみると純和風の料理って案外普段食べていないものだな、と思った。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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