午前9時半に会場前へ集合して、機材を運ぶ。会場で、セッティング。開催は午前10時半から。時間が近づくにつれて、段々と会場に参加者が集まる。何人いらっしゃっただろう。二人掛けの席をそれぞれ5~6つだから、24~25人の出席だっただろうか。
午前中はまずちぎり絵の体験。ハイビスカスの見本が演題に飾られる。一人一人に材料と、説明書が配られる。それでも、講師のかたを取り合いみたいになってしまうのは、聴覚に障害を持った人ばかりだから仕方が無いのか。。。説明書通りに作業を進めればわかることなのに、それも言わない。皆さん初めてのことだから仕方が無いといえば、仕方が無いのだろうけれど。誰もが説明書を見ようとしない。これも不思議。
結局、正午過ぎになっても、1~5番までのハイビスカスの花びらさえ用意できている人が少ない。一旦、ちぎり絵を貼る台紙に、用意された型紙で、チャコペーパーを挟んで象る。そこへ、またそれぞれのパーツの色の紙をチャコペーパーと型紙で象ったのをちぎって貼りつけていくだけのことなんだけど、象る作業に時間がかかってしまったのは、花びらの重なり合っている部分の、どの部分が重なり合っていて、どの線を象れば良いのか分かり難いこと。パーツの番号は付けられていても、その番号も小さいので、とても見辛い。講師先生でも仕上げるのに2時間もかかったというのに、限られた時間内で仕上げなければいけないものを、どうして持ち込むのかなぁ。
まるきり一人だけで作業した人なんて誰も居ないのじゃないかな。手話通訳ボランティアさん、そして、私たち要約筆記通訳ボランティア。殆どがボランティアさんに手伝って貰って仕上げたと思う。こんなの意味ないじゃん。どうして最初に説明書通りに作業を進めていきます。と仰らなかったのかなぁ、先生は。だからみんな混乱してしまって。。。マンツーマンみたいに、ボランティアさんがついて、それでも大幅に予定時間を過ぎてしまい、しわ寄せはお昼休みの時間に。午後からは講義があるというのに、こんなんで大丈夫かなぁ。
最近のニュースについて、講師の先生はパワーポイントを使われる。なので、観ていれば良いだけのことなんだけど、手話を交えて説明されるので、それを手話通訳の人が読み上げて、私たち要約筆記のものがOHCを使ってロールに書いたのをスクリーンに映すということになるけど、手話が分からない人が少ない現場だと、手話がわからない人の側で一人一人ノートテイクした方がよっぽど分かり易いのじゃないかなぁ。また、パワーポイントを使われるなら、資料ぐらい用意しておいて欲しい。と、これも前夜に用意したもので、資料をコピーする時間が無かったですと。
手話をしながらわめくような感じに大声を出されるので、読み取りの声が聴こえない。なので、要約筆記の手が止まってしまう。耳をこらしても、わめく声の方が大きいなんてのは、これも場数を踏んで行くしかないのかなぁ。オリンピックの歴史の、せめて五大陸の色の意味ぐらい分かって欲しかったけど。。。果ては、オスプレイから消費税率値上げ。原発再稼働の問題に亘るまで。何か一つでも理解していただけたのかなぁ。手話が理解できる人なら良いけれど。実際、要約筆記を必要とされる人が何人いらっしゃったのか。そのことも知りたいな。だって、手話が出来る人は、要約筆記なんてスクリーンの文字を読もうとしないんだもの。手話だけを観ていれば良いんだもの。人数が少ないならノートテイクの方が余程理解できる気がする。
役所の人が何人もいらっしゃるのに、時間のことはおかまいなし。ハイビスカスを最後まで仕上げて欲しかったんだろうけど、次の講師がいらっしゃって、お待ち頂くなんて失礼なことはできない。お陰で昼休みなんて30分無かったんだよ。殺生ですよ。