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カテゴリ:高校受験
「易しい」と酷評も多い数学ですが今年の中学3年生の学力レベルでなんとかカタチをつけよう(平均点をある程度高くする、一定点数以上の人数を保つ、30点未満の人を減らすなど)とすれば精一杯の問題だったと思います。
ただそろそろ全員が同じ共通問題でやるのも限界にきているようにも感じました。 埼玉県は浦和、大宮、春日部、川越など22校が別の問題をやっています。 1つの大問15点の構成が(1)難易度「易」(4点)、(2)難易度「易」(5点)、(3)難易度「著しく難」(6点)というのは入学試験としてあるべき姿なのか疑問です。 上位15校程度は別の問題をやることを提案します。 たとえば今年の問題、地元の水海道一高や下妻一高なら。 大問6の(1)は勘違いした人以外は全員正解。 (2)も単純な計算ミスをした人以外は全員正解。 (3)は40人に1人程度正解。 時間配分を間違えず6番の問題に臨めているのであればほとんど差がつきません。 大問5の(1)も落ち着いて考えられた人は全員正解。 (小学生の問題ですが混乱して間違えた人もいそうではあります。) (2)は見た瞬間に正解。 (どうしてこんな簡単な問題?と疑問に思ったらこの選択したグラフが(3)を解く前提になっているんですね。) (3)はとても良い問題だと思います。 このくらいの問題が多ければ学力差が正しく反映されると思うのですが。 大問1、2はもちろん、大問3、4も差がつきにくい。 もっと発展的な学力を試す問題を増やしてほしいものです。 今年の問題で偏差値55以上の高校を受けた人で差がついているとすれば「計算ミス」か「パニック」でしょうか。 水戸一高や土浦一高は大問6の(3)この一問が勝負問題?。あとはあれだもんなあ…。 高校入試は選抜問題でもありますが進学重点型の高校へ進む生徒にとっては高校での学習及び大学受験への準備でもあります。 茨城県もそろそろ問題のあり方を真剣に考えるべき時期に来ていると思われます。 (でも意外と本番であれこれやらかしてしまうのが数学なのですよね。) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.03.01 11:44:11
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