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カテゴリ:高校受験
国語はいまの形式になって3年目ですかね。
初めの年は全体平均点が78点というとんでもない試験になってしまいましたがようやく作り手も匙加減がわかってきたように思います。 100点または100点に近い点数の人も少なくないとは思いますがその分だけ受験者全体でみると意外に国語らしからぬ幅の広がった得点分布になりそうにも感じられました。 出題内容も小説文、説明文、古文とも「公立高校入試の王道」といえるでしょう。 小説文は主人公がもやもやを抱えたまま問題が終わってしまうところが個人的には好みです。 選択肢にいま一歩いやらしさがあってもよかったとは思われますがそこそこ誤りの選択肢に誘導されるようにはなっています。 説明文は建築の「用」・「強」・「美」の3つの機能についてきちんと整理がついた人にはあたかも数学の計算を解くようにきれいに正解できたはずです。 古文も「老馬の智」という主題がわかれば正解は容易です。 「老馬の智」というのは「困ったときは経験者に頼れ」という故事のようですが、そうこれこそまさに塾の「用」です。 国語は5教科中最も学習時間が少なくなってしまいがちです。 しかし、今年の試験問題をみると国語こそ勉強の効果が最も強くあらわれる科目といえます。 当塾は3年生については他の科目と同じだけ国語の時間を取っています。 これまでの読書量は関係ありません。 語彙は多く知っているに越したことはありませんが1年間で受験に必要な分くらいは身につけることができます。 国語の勉強を疎かにしないことが県立入試においては重要です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.03.03 19:41:19
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