行政改革は窓口業務から・・・
申立てが難しい!! 2・3日前、友人の頼みで、その友人と一緒にある役所を訪れ、申立ての準備をしようと相談を持ちかけたところ、そろえる資料が、最近の情報公開法に触れると言うことで集めにくいものまで申立人の責任で集めて、申し立てるようにとのことで、事実上、本人申立てが阻まれる事例になりそうなものがあった。 本人は住所はあるが家出をしていて滅多に家に帰らず事実上住所不定であるが、連絡は従兄弟を通してとれる状態にある。本籍も、住所もはっきりしている。ただ、その住所に訳あって住んでいないのである。 申立ての内容は、遺産分割請求(家裁)または遺産分割無効(地裁)、加えて約束不履行(地裁)が予備的訴因として考えられるケースである。これらは相続人全員の住民票と戸籍が必要であるが,相続人4人のうちの2人が本土に住んでおり、もう1人は申立人の住所地に住んでいる。これら3人は申立人との間で、申立人が家を出る原因となった争いの当事者である。申立人の戸籍、住民票,除籍謄本,改正原戸籍、係争となる土地の登記簿謄本くらいまでは本人収集は可能であるが、争いをしている3人の住民票や戸籍謄本または抄本は各市町村役場により対応が違うと言う。 本人はアルバイト(不景気で割りのいい仕事になかなかありつけない)で稼ぎ、糊口を凌ぐのが精一杯で、本土に電話したりして資料収集することが難しい。 このような状況のものにまで申立資料の完璧整備を求め、そうでなければ受付が出来ないとする窓口対応が気に入らない。理解できないわけではない。実際に調停や裁判が始まると資料や証拠方法としてそれらが必要なことはわかるが、追完ないし証拠申請をすればいいことであって、受理の段階では、本人が収集できる前述の物に加えて、分割当事者となるものの住所(住民票が取れなければさしあたり確実な聞き取り住所、最近の手紙や当事者と親しくしているものが知っている住所)くらいで、受理事務を進めるのが住民サービスではないのか。 日本全国、行政窓口の対応は似たり寄ったりと思うが(もし、そうでないところがあれば名乗りをあげてほしい)、本当に困っているものがサービスを受けられるような行政対応をして欲しいし、情報公開法を隠れ蓑に、住民不在の行政がなされていないのかと懸念するものである。 それにもまして、このような具体的なところから行政改革を考え、それを実施して欲しい。 [PR]紅濱 唐芙蓉(赤)(箱)6個[PR]プリンの様な食感!じーまーみ豆腐(10個入り)[PR]年寄りのための百貨店にも、是非お越し下さい。