皇位継承でたどる天皇陵
皇位継承でたどる天皇陵 (産経NF文庫) [ 渡部裕明 ]天皇陵は日本民族の精神遺産です。連綿と続く皇室の陵墓を語り継ぐ! !天皇陵に関係した書籍は数多いが、考古学的な著述が主だったり、神話的な物語の紹介で終わったりする。…謎解きは確かに面白いが、それらに偏ってしまうと、現代まで連綿と続く天皇の真の意義はつかめない。(「はじめに」より)天皇陵を巡りながら、皇位継承のストーリーを描き、父→子、祖父→孫、兄→弟、夫→妻など、日本の皇統がいかに引き継がれてきたかを、わかりやすく解説する。宮内庁と堺市が共同で「仁徳天皇陵」の発掘調査を始め、その仁徳天皇陵を含む「百舌鳥・古市古墳群」が世界遺産登録を目指すなど、日本の皇室、古代史を身近に感じるムードが整っている。平成から新時代へ、ぜひ読みたい一冊。陵墓の景観が分かる写真37枚収録、天皇陵巡りのガイドブックとしても楽しめます。産経新聞好評連載 待望の単行本化【主な内容】箸墓古墳 最古の「大型前方後円墳」と邪馬台国応神陵 八幡神と同一視されるようになった天皇履中陵 宮内庁の指定と考古学との食い違い継体陵 記紀にもない古系図が語る「応神五世孫」皇極・斉明陵 混乱期に起こった初の「譲位」と「再登板」後深草陵 十二人の天皇の遺骨を納める「集団陵」明治陵 大正、昭和天皇陵に引き継がれた「上円下方墳」 ほか