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インド系IT企業で働くSEの日記

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2007年03月09日
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カテゴリ:JICA・協力隊
JICA調整員やMIT副学長らと話をして、ちょっと早いけど後任要請を出すことにした。
後任要請とは、後任の隊員を派遣するよう要請すること。

MITのようなエリート大学は協力隊が活動するような場所ではないと考え、一時は後任要請しないことを考えていた。
が、MITもJICAも互いに組織として継続的な関係を保ちたいという考えているため、僕なりに落としどころを探って要請を出すことにした。

【MITが後任隊員に求める条件式】

(情報工学の修士 || 情報工学の学士 && 実務経験3年以上)
&& 通常のコミュニケーションが可能な程度の英語力

# "||"は「または」、"&&"は「かつ」という意味。

なかなか厳しい。
この条件に合致する人材が協力隊に応募してくることは奇跡に近い。
僕だって、この条件には合致していない。

「そこそこのレベルの人材を引継ぎ期間を設けた上で継続的に派遣する」というのが、現実的だと思う。
コンピュータ隊員が定員割れしている現状ではこれさえも簡単ではないんだけど、「前任が帰国して1年後に後任が来る」みたいに協力隊にありがちなパターンだと、「活動に慣れた頃に帰国する」というのをそれぞれの隊員が繰り返すだけだと思う。
長い目で見て意味のある活動をするため、前任から後任へ、代々活動を引き継いでいけるような派遣体制が欲しい。

副学長から、日本の大学から講師を派遣してもらう制度はないかと聞かれた。
JICAに確認してみたところ、そのような制度はないらしい。

また、任期を延長しないのかとも聞かれた。
僕の能力を買われてのことであれば嬉しいけど、そうじゃなくて、2年という任期で入れ替わり立ち代り隊員が来るよりも、一人の隊員に長くいて欲しいという考えだと思われる。
協力隊の制度としては最長1年の延長が可能だけど、家族やキャリアのことを考えると望ましくないし、隊員みたいな安い手当てで働くのは2年で十分というのが正直なところ。





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最終更新日  2007年03月09日 22時41分51秒
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