インド系IT企業で働くSEの日記

今週は中間試験前でJavaの授業はなく、トラブルシューティングの授業も進捗の遅れている２クラスのみ。
システム管理者のマイケルがイタリア旅行に行ってしまったため、今日はほぼ一日、サーバ室に待機してシステムのお守り。
なぜだか最近ハブの調子が悪くて、一日に何度か再起動しなければいけないようだ。
最近は停電も多くて、イライラする。

それよりもイライラしているのが、学部長のチャンドラからFinal Project（卒業プロジェクト）の一覧がなかなかもらえないこと。
僕の担当のプロジェクトは５つほどあるはずだが、僕の担当のプロジェクトはどれで、どの学生がいて、どんなことをやっているか、イマイチはっきりしなくて困っている。

予定通りに物事が進まないことには慣れてきたとは言え、今学期が始まってもう２ヶ月近くが経つし、これまで何度も、今週に入ってからは毎日、催促しているのに、今日になってもまだもらえない。
「今日渡す」「明日渡す」とか言われてるうちに、今日の午後、彼は家族の暮らすアディスに帰ってしまった。
・・・もうさすがに堪忍袋の緒が切れた。

彼は、僕がアディスに行く度に家に招待してくれるし、決して悪い人ではない。
けれど仕事の上では、僕を軽く見ている部分がある気がするし、忙しすぎるのも確かだ。
彼は学部長としての仕事に加え、８科目、週３０コマ以上を担当している。
大学で週３０コマ以上というのは、異常だと思う。

彼は人に任せるより、自分でやってしまいたいタチらしい。
多いときで５人いたＩＴ系学部の講師は既に２人がクビになってしまった。
マイケルは強引なやり方をするチャンドラと対立していて、今は授業を持っていない。
米国アクセンチュアのマネージャだったマイケルとしては、新入生向けの「コンピュータ基礎」みたいな授業しか任せてもらえないのも不満なようだ。

アディスやメケレ大学から臨時講師を呼んで補っているものの、それでも足りなくて未だ開講できてない科目がある。
学校としてこのような状況が良い訳がない。

僕としては、授業や卒業プロジェクトを任せてもらって、そのほか僕がやりたいことも比較的自由にやらせてもらっているから、その面では不満はない。
ただ、なかなか話す機会がないこと、約束をしても簡単にすっぽかされることは、不満だ。
まずは早く一覧をくれ！