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カテゴリ:広域研修
木曜の午後はグループワークで、各国事例発表の中で挙がった課題について議論をし、特に重要と思われる課題について、今後の対応を検討した。
僕は大学を職場とする人達のグループ。 僕はモデレータ(議論の進行役)という慣れない役回りで最初は戸惑ったが、頭の良いメンバが揃っていたおかげで議論は時間内にすんなりとまとまった。 僕らが選んだ課題は「カリキュラム」「ソフトウェアライセンス」「ヒューマンリソース」の3つで、以下のような結論となった。 【カリキュラム】 (問題)新技術への対応が遅れている。 (対応)日本のカリキュラムやシラバスを参考にしつつ、アフリカ諸国の間でも情報を共有し互いに参考とする。 【ソフトウェアライセンス】 (問題)海賊版が横行しているが、正規版を買うには予算的に難しい場合がある。 (対応)フリーソフトの利用を選択肢の一つとして持てるよう、まずはフリーソフト、特にオープンソースのソフトを調査・評価してリストアップする。 【ヒューマンリソース】 (問題)アフリカの大学は研究よりも教育に重点が置かれており、また、講師は安い給料を補うため社会人向けの夜間コースでも教えたりすることも多いため、講師は教えることで手いっぱいで新たな知識を得る時間がない。 (対応)現在エチオピア国内で開催しているITセミナーや今回の広域研修のような機会を利用し、大学や国をまたいで講師や学生の交流を図る。また、協力隊員の側でセキュリティなど通常の授業ではカバーしきれていない分野についてトレーニングのプランを作成する。 金曜の午前は、グループワークでの議論の内容をまとめてグループ毎に発表した。 僕らのグループの発表は、エチオピアのハワサ大学の講師、ベトラにお願いした。 発表は、僕のミスで不十分なところはあったが、方向性としては良かったのではないかと思う。 午後は発表のまとめなどをして、最後に全体写真を撮って終了。 夜は韓国料理屋で立食パーティ。 最後の夜ということでハメを外し過ぎた人などもいてホスト役としては困ったが、とりあえずはめでたしめでた お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年11月13日 18時33分43秒
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