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カテゴリ:エチオピア一般・時事
JICAから各隊員へ、月々の生活費を調査するよう依頼があった。
最近物価が上がっているから、手当の見直しでもしてくれるのだろうか。 エチオピア隊員の手当は、家賃別で月々395ドル(約3,800ブル、4万3千円)。 僕の場合、メケレにいる限り月々200ドルもあれば十分だけど、旅行や上京時の出費などを合わせるとトントンぐらい。 アディス隊員は、人によってはやりくりが大変みたいだ。 また、同僚のエチオピア人の給与も合わせて調査するように言われている。 さっそくMITの総務部門長に聞いてみたところ、彼の給与は4,000ブルだそうだ。 大卒でも2,000ブルもらえれば良い方だから、彼は結構な高給取りだ。 「エチオピアで高収入なのはNGOの職員」なんて話を聞く。 某NGOの求人広告で、月給7,000ブルなんて法外な額を見かけたこともある。 先進国の政府や国際NGOは、学校を建てるなどのプロジェクトをエチオピアのローカルNGOに発注するとき、納税者や寄付者の目もあるから、先進国並みの厳しい基準で審査する。 ローカルNGOは、プロジェクトを受注するために高給でもって優秀な人材を揃えようとする。 別に不正なことではないが、政府機関や民間企業を差し置いて、NGOに優秀な人材が集まってしまうのは、構造的に問題があるように思う。 今年度になって、公務員の給与が大幅に上がった。(財源がどこにあるのか不思議) 特に教員の給与が上がったのは、良いことだと思う。 常に転職や副業を考えているような教師ばかりでは、教育の質は上がらないだろう。 エチオピアの紙幣。 みんなが食べるのに使った手で触るので、臭う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年03月09日 05時43分08秒
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