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カテゴリ:MIT(配属先)にて
大学には学生が少ない。
明日からのイースター3連休を前にして、遠方の学生が今日帰省するからだ。 Programming Languages and Paradigmsの科目は、今日で中間試験前最後の授業にしようと考えていたものの、結局今日の授業に来たのは7人だけ。 出欠を取り、今後のスケジュールを話し、課題を与え、おしまいにした。 今学期はイースターが学期の中間に入ったことにより変則的なスケジュールで、中間試験が2週間うしろにずれ、中間試験直前の2週間ほどは学期末試験の内容を教えることになっていた。 そして僕は、中間試験の範囲を終えた段階でそのことを学生に伝えてしまっていた。 その後の授業ではサボる(もしくはサボろうとする)学生が続出。 今は学期末試験の範囲の授業を受けるより試験勉強した方がいい、と考える学生がいるからだ。 同僚のエチオピア人からは「試験範囲は直前まで教えちゃいかんよ。」みたいに言われてしまった。 ところで、今教えている関数型プログラミングと次の論理型プログラミングに関して、僕は全く経験がない。 学生からクレームが上がっている訳ではないが、教えていて我ながら厳しいと感じる。 もちろん毎回一生懸命準備して臨んでいるが、一方的に話すだけならともかく、学生からの質問に対応するときなどに無理がある。 そんな訳で前回の授業のとき、 「俺はこれらの分野の経験が乏しい。問題があれば今のうちに何でも言ってくれ。」 と学生に対し意見を求めた。 最終手段として講師を誰かに引き継ぐ場合、今回の中間試験がキリがいいからだ。 だが学生からの反応はなく、今日は今日で休講となって、うやむやに。 「もうすぐ楽しみなイースターだしー、その後は大変な中間試験だしー、まあ不満はあるけどー、面倒だからいいや♪」 という空気が感じられる。 エチオピア人講師が教えられる科目を、経験のない僕が担当する意味は、実際のところあまりない。 僕自身にとっては勉強になって良いのだが。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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