インド系IT企業で働くSEの日記

今日から授業再開。
しょっぱなから徹夜明け。

今日の"Programming Languages and Paradigms"の講義は「ラムダ計算」について。
ラムダ計算とは、関数型言語の理論的基礎となるもので、これがまた難しい。
国際関係学部卒の僕には到底無理な話だった。
基本的な理論とSchemeのコードの説明でお茶を濁したが、案の定、学生の頭上にはハテナマーク。。。

今、僕が抱えている仕事の中で、最もきつく、かつ最も学生のためにならない仕事。
帰国を控え、他にもやるべきことが山ほど残っているのだから、できれば相手のためになる仕事だけに集中していきたいのだが。

Javaの方は楽しくやっている。
週７コマの講義の他、卒業プロジェクトやミニプロジェクトでJavaを使っている学生、その他自主的にJavaを勉強している学生らが、結構頻繁に僕のオフィスにやってきて、僕は彼らの質問に答えたり、一緒になってデバッグしたりしている。

ついでに、仕事以外のことで最近の出来事を２つほど。

先週日曜の夜、うちの警備員によれば我が家の目の前で強盗が出たそうだ。
闇に紛れて後ろから殴りかかり、金を奪う手口。
治安の良いエチオピアでは珍しいことで、しかも我が家の目の前で起こるとはビックリだ。

先週火曜、メケレに新隊員のＫさんが赴任してきた。
彼女のために僕のお手伝いさんが見つけてくれた家は、より高い家賃を支払う人が現れたため大家からキャンセルされてしまい、彼女の家探しは振り出しに戻ってしまった。
新隊員なので色々手助けしてあげたいけど、忙しくてほったらかしになっていて、申し訳ない。

任期も２ヶ月を切った。
メケレでこの先もずっと暮らしたいとは決して思わないが、２年間の喜怒哀楽が詰まったこの町を離れるときのことを思うと、今からもう寂しくてたまらない。