インド系IT企業で働くSEの日記

今日はDussehraというヒンドゥー教のお祭りです。
神Ramaが悪魔Ravanaに勝利したことを記念する日のようです。

インドはヒンドゥー教徒が多数を占めますが、ムスリムも多く、また、キリスト教、仏教、シーク教、ジャイナ教、ゾロアスター教などの信徒もいて、宗教的にすごく面白い国です。
僕自身は決して信仰深くはないのですが、多くの国で宗教がその国の文化に大きな影響を与えていて、宗教を知ることはその国を知ることにつながりますし、少しでもインドの宗教を理解して日本に帰りたいと思っています。

今日は一応祝日ですが、日本チームは日本に合わせて出社です。
とは言ってもやっぱり休む人もいます。
日本の祝日もインドも祝日も両方休みなんていいですね・・・

担当している顧客は11月が年度末なのでこの時期プロジェクトが増えるのですが、とにかく人手が足りません。

オンサイト（日本）の側にも色々と問題があるのですが、オフショア（インド）の側では人がすぐに辞めるのが悩みです。
これまで一緒に仕事をしてきたSaurabhが今月に、8月から仕事を教えてきたGajananが来月に、それぞれ辞めてしまいます。

特にGajananが辞めてしまうのは本当にショックですね。
インド人がすぐに辞めてしまうことは知っているので、僕なりにトレーニングプランを立ててやりがいのある仕事をアサインするよう考えてきたつもりだったので・・・

それでもインド人は転職に関して至ってドライです。
SaurabhもGajananも、あっけらかんとしてフレンドリーに接してきます。
Saurabhは昨日ショッピングセンターに連れて行ってくれましたし、Gajananは今日僕の住居探しに付き合ってくれました。

みんな良くしてくれるのは本当にありがたいですし、僕としても少しでもインドのことを知りたいと思いますので基本的に「郷に入れば郷に従え」で行きたいと思います。

それでも、こと仕事となると日本人の価値観は捨てられませんね。
会社にいるうちはできるだけみんなに合わせて食事やお茶に付き合って、でもそのペースで仕事をすると終わらないので結局持ち帰って夜や休日に仕事をして・・・
僕はインド滞在が始まったばかりで仕事以外にもやるべきことがたくさんあるのですが・・・

そこにきてこの人手不足ですから、インドに来て早々参っています。
せっかくインドに来たのですからもっと楽しみたいのですが、僕の気の持ちようでしょうか。