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カテゴリ:仕事・職場@インド
ようやくネットが開通しました。
洗濯機の据付も終わって、とりあえず一段落です。 仕事の方でも、昨日本番リリースを終えて、一段落しました。 これがなかなか大変なプロジェクトで、Gajananさんは先月に辞め、Bidyutさんは経験不足で、僕はマネージメントの仕事を日本にいるインド人マネージャに丸投げし、コードを書きまくっていました。 ひとりで半分ほどのコードを書いたと思います。 商用アプリのコードを書くのは5年振りくらいでC#も初めてでしたが、Javaはそれなりにやってきましたので、何とかなるもんです。 僕の今の仕事は、担当の3システムについて、日本の顧客や別システム担当者、インドの開発チーム、マレーシアやコスタリカのインフラチームなどと調整しながら、追加開発や障害、要望などに対応していくというものです。 3システムとも元々は別のベンダーが開発したものですので、他人の書いたコードに目を通す機会が度々あります。 以前から感じてはいましたが、今回そのような他人のコードに自分で手を入れてみて改めて、前の会社で当たり前のようにやっていたことが、実はそれほど当たり前でないことに気付かされました。 今回手を入れたコードは、オブジェクト指向言語なのにほとんど手続き型言語のように書かれています。 一つのメソッドが何千ステップもあったりします。 製品や支店といったエンティティがクラスと対応していません。 デザインパターンなどほとんど使われていません。 障害対応時に必要な情報がログにはかれません。 データメンテのための画面やツールが用意されていません。 デプロイもスクリプト一発でできるようにしておけばいいのに、一つ一つ手作業です。 顧客からすれば機能要件さえ満たされていればそれでOKなのかもしれませんが、長い目で運用や追加開発まで見据えた設計にしないと、結局はコストもリスクも膨らんでしまいます。 最近は新人のShobaさんの仕事のサポートもしています。 彼女は、開発は別ベンダーで運用はサティヤムといったシステムについて、日本の顧客やベンダーとやり取りしながらリリース作業を行っています。 技術的に高度な仕事ではないとは言え、日本語学科卒業の彼女には少々荷が重いものです。 新人が一人で外部の人とやり取りしながら仕事を進めるというのは、言葉の壁以前にそもそも大変なことです。 最近は顧客の年度末でリリースが重なり彼女一人では仕事が回らず、顧客やベンダーからクレームも出たため、僕がサポートに借り出されることになったのです。 新人教育の仕事はそれなりに楽しいものですが、クレームの矢面に立たされるのは愉快なことではありません。 彼女はおそらくお金持ちのお嬢様で、毎日お父さんが車で会社まで迎えに来て、残作業があってもほぼ定時に帰っていきます。 今月初めの忙しい時期には、日本語検定2級の試験勉強のため3日間休みました。 これがインドなのです。 日本人の価値観に合わせることを強要すると軋轢を生みます。 互いに違いを認めつつ、より良い方法を探していくしかありません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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