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カテゴリ:仕事・職場@インド
今のチームでは月に一度ほどのペースでKYA Sessionという発表会を行っています。
毎回一人が発表者となって、自分が担当するアプリケーションについてプレゼンテーションを行い、チーム内で知識を共有しようという試みです。 僕のチームは、某アメリカ企業の日本法人を顧客としています。 大企業ですので、数千ユーザが利用するWebアプリケーションから数名が利用するだけのデスクトップツールまで、無数のアプリケーションがあります。 追加開発などのプロジェクトも同時にいくつも動いています。 今のチームにはオフショアだけで20人以上のメンバがいますが、一人で複数のアプリケーションを担当しますし、また一つのアプリケーションを複数人で担当します。 このようなサポート体制の中では、自分の担当以外のところで誰が何をしているか分からなくなることがままあります。 だからこのような試みの中で知識を共有し、顧客の業務を広く理解することは有用なことでしょう。 今日の発表者は、僕がまだ日本にいた昨年の6月から仕事を教えてきたBidyutさんでした。 一応仕事を教えてきた者として僕も緊張しながら発表を聞いていたのですが、分かりやすく良い発表で、出席者からの質問も無難にこなし、思っていた以上の出来でほっとしました。 彼女はいつも元気で、失敗しても怒られてもへこたれず、やれば出来る子でした。 日本とインドでやり取りしていた頃は「この子はやる気がないのかな」とか「IT学部卒の割にスキルがないな」などとしばしば思ったものです。 ですが、相手の顔が見えないコミュニケーションの中では、相手のことも、周囲の環境も、その他諸々の事情も、よく分かりません。 僕がインドに来てみて、日本で僕が感じていたことが実は誤解だったと気付かされたことは一度や二度ではありません。 前の会社では東京と札幌でニアショア開発をしたことがありましたが、日本人同士でも顔を合わせないところで仕事をしていると互いに誤解が生じるものです。 ましてや日本とインドでは言葉の違いや文化の違いもありますから、その難しさは比較になりません。 今の僕はオフショアチームにいる唯一の日本人という特殊な立場ですから、オフショアチームのオンサイトチームに対する不満、オンサイトチームのオフショアチームに対する不満、両方聞かされて板ばさみになりがちです。 誤解であればできるだけ解いてあげたいのですが、実際自分の目で見て経験しないと分からないこともあり、難しいところです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年02月19日 01時04分34秒
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