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カテゴリ:仕事・職場@インド
顧客の組織変更に合わせたプロジェクトが佳境を迎え、忙しくしています。
インド人は基本的に定時で帰ることの多いのですが、このところは遅くまで残業して頑張ってくれています。 ところが昨日は、多くのメンバが定時か定時より早く帰っていきました。 明日、JLPT(日本語能力検定試験)があります。 受験会場はハイデラバードにはなく、チェンナイ。 試験を受けるメンバは昨日夕方5時発の夜行列車でチェンナイへ向かったのです。 帰りも夜行列車で月曜の朝着、10時頃の出社になると聞いていますが、列車が時間通りに発着することがまずないインドのこと、10時より更に遅れるでしょう。 このクソ忙しいときに・・・という思いもなくはないのですが、日本人として、外国人が一生懸命日本語を勉強してくれるというのは嬉しいものです。 「日本のプロジェクトに関わる以上、日本語を勉強しろ」というマネージャの大号令の元、若手を中心に7月の試験で4級合格、12月の試験で3級合格のノルマが課されています。 日本語をゼロから始めた人にとって、相当に高いハードルです。 これまで、顧客とのやり取りなど日本語が必要とされる業務は主にオンサイト(日本)で、必ずしも日本語を必要としない業務は主にオフショア(インド)で、といった分担でやってきました。 それはこれからは、日本語が必要される仕事も少しずつオフショアでできるようにしていこうとしているのです。 僕もその方針に沿って仕事をしてきたのですが、どうも事が思ったように進みません。 インドでは人の入れ替わりが激しく、企業はそのことを前提としてResource Planningしていますので、通常は人が辞めても業務に大きな影響が出ないようになっています。 ですが、こと日本語が必要な業務に限ると、話が違ってくるのです。 インドで日本語ができるインド人技術者を採用することは大変難しいことです。 今いる人材を育成しようにも時間がかかりますし、育ってきたと思ったら辞められてしまい、振り出しに戻ります。 かと言って、日本語ができる人材を引き止めるために特別高い給与を支払うことは公平さに欠けます。 これまで通り、日本語の必要な業務は日本でやった方が良いのかもしれません。 そう割り切ってしまうと僕がインドに来た目的の一つが失われることになりますが、現実を見ずに理想ばかりを追うことはできません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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