|
カテゴリ:インド一般・時事
協力隊OVのくせに今まで一度も触れてこなかったのですが、インドにも協力隊員が派遣されています。
1979年以来、30年近くインドへ協力隊の派遣がなかったのですが、ちょうど僕ら18年度一次隊からインドへの派遣が復活しました。 確か18-1では日本語教師の一人だけだったと思います。 長いこと隊員が派遣されていなかったのは、インド側の受入方針だったようです。 詳しいことは分かりませんが、インドは途上国と言えど大国としてのプライドもあるでしょう。 実際インドに人材がいない訳ではありませんし、素人に毛が生えた程度のボランティアを受け入れたくなかったのではないかと思います。 少なくとも、コンピュータ隊員と理数科隊員は必要ないでしょう。 今出ている要請は見ると日本語教師と柔道だけで、要するに「日本人だからこそできる」職種だけです。 インドは一般的な経済発展のプロセスをすっ飛ばし、ITや医療など一部の産業だけが先進国に劣らない水準となり、その他は途上国のまま、そんな国です。 中流層以上と貧困層の格差も、大都市と農村の格差も、広がる一方に見えます。 人口が巨大なだけに、このまま放っておいてもトリクルダウンは起きないでしょう。 日本政府はインドの核実験に抗議して対印ODAを一時凍結したことがありますが、今となっては日本にとってインドが一番のODA供与先となっているようです。 JICAの資料によると、インドの課題としてよく挙げられる電力・水・道路・鉄道などのインフラ整備に多額の円借款が充てられています。 インフラ以外では、環境・農村開発などのプロジェクトも目立ちます。 協力隊の活躍の場もまだまだあるように思うのですが、やはりインド政府は受け入れたくないのでしょうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年08月02日 01時32分39秒
コメント(0) | コメントを書く
[インド一般・時事] カテゴリの最新記事
|
|