カテゴリ:Books
日本文化の核心
第六講 ・かつては網の目にいた生活者たちこそが日本人だった (「忘れられた日本人」宮本常一) ・「ワタリ」の人々 遊民 ネットワーカー ・13世紀の後半くらいに今日の日本の社会文化の中層構造は仕上がった ・21世紀の地方創生には中世ネットワークの新たな形での再生が有効 ・ネットワーカーのもともとの姿は漂泊者や流民 その動向は大きな役割をもってきた ・ヒルコ=エビス 流転のすえの反転 漂泊のすえの栄達 ・無常観 惻隠の情 人の不幸を哀れみ悼むという感情 ・「うつろい」に心を致している 漂泊 落魄 無常 辺境 巡礼 道行 季節 歴史 人生 出来事 ・「みやび(雅び)←宮ぶる 都ぶる」と「ひなび(鄙び)←雛ぶる」の共存 ・「負い目」を許容する、応援する ・ディストピアを重視してこなかった ・センター志向が薄弱 ・変化を受ける宿命 ・内なる浮世は「常ならず」 「うつろい」の感覚 「映る」「写る」 ・日本人の人称が局面や場面に応じて変わるのは、 日本文化の文脈が多岐的に成立してきたということを象徴 第七講 ・「五輪書」 地輪・水輪・火輪・風輪・空輪 ・「型」と「流儀」 ・型…形木(鋳型)と体の動作がかかわる型 打ち合わせ ・伸び縮みする間拍子 その場で出会い、その場に創発するようなものをできるだけ重視 ・形代 天児(あまがつ) ・物実(ものざね) ・憑座(よりまし) 第八講 ・小さ子(「桃太郎の誕生」柳田国男) ・スクナヒコ 日本におけるインキュベーション(育成)のシンボル ・小さいものは美しい→短歌 俳句 小庭 盆栽 柔道 オートバイ トランジスタラジオ ウォークマン ミニ電卓 ポケベル 扇子 手ぬぐい 端唄 ・われわれはあえて小型を選んだ⇔ウサギ小屋 ・「小さなもの」や「小さなところ」に世界を見いだす ・「小さきもの」はスモールサイズではなく、 ショートヴァージョン ショートカットの妙 第九講 ・模倣と協同 ・「日本的革命の哲学」「日本史のなぞーなぜこの国で一度だけ革命が成功したのか」 ・世阿弥に戻ってみる 物学(ものまね) 「まなび」は「まねび」「うつし」 ・「まこと」に近づくための「まねび」 日本の「まなび」の真骨頂 「体」に注目し、「まねぶ」→「風体」になる ・稽古とは「古を稽る」 ・象る(かたどる) 肖る(あやかる) ・手習いを重視してきた 第十講 ・家 =続く= お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Nov 11, 2021 07:24:02 PM
コメント(0) | コメントを書く
[Books] カテゴリの最新記事
|
|