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Nov 12, 2021
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カテゴリ:Books
​日本文化の核心​

​​​




                      ーメモー



第十一講

・守・破・離…作動や剣道がたいせつにしてきた学習心得

・傾く バランスをやぶっている 

・バサラ too much

・風流(ふりゅう) ねぶたなど

・今日の日本社会 「監視社会」「忖度社会」

・21世紀の日本文化を活性化させるためには

 「バサラっぽいもの」「歌舞伎っぽいもの」を溢れ出させること

・悪人正機 悪 badではなくtoo much

・過差

・極端を封じていると「中道」が見えなくなる



第十二講

・日本社会はいまなお、基本的には「神庭」「斎庭」「市庭」でできている

・自然(じねん)になることにすべての営みの「まこと」がある 「自然真営道」

・古代中世の日本人は貨幣にはまじないの力があると感じていた

・散米→散銭→賽銭 「賽」とは神仏に対する返礼

・「幣」(まい・まいない・ぬさ・みてぐら・へい) 神々への捧げもの

・幣帛 玉串の原型

・日本においては「支払い」は「お祓い」 「お祓い」は神様への「支払い」 

 日本人の経済感覚びついて、いいえて妙   「経済の誕生」

・日本中世における「富」の交換システム 「信貴山縁起モデル」 「都・里・山」の関係 

 「神々の精神史」

・古代中世の市庭(市場)はマジカル

・電子通貨は情報通貨 

・貨幣経済の到来 南北朝から室町時代 

・「撰銭」

・藩札

・株仲間



第十三講

・「ミーム」(meme) 「文化遺伝子」   「利己的な遺伝子」

・「人間がミームマシンであるのなら、人間文化もミームで語りうる」

・どんな文化も「生きている」

・日本文化への三つのアプローチ

 (A)通時的かつ共時的な歴史文化的なアプローチ

 (B)ジャンル分類型でかつ世代意識把握的なアプローチ

 (C)キーワード摘出型のコンセプト・アプローチ

   これに編集文化論の角度を加える

 (一)日本を方法としてとらえる   方法が日本をつくったという歴史観

 (二)日本文化は「アナロジカルに編集されてきた」と見る
 
 (三)新たなコンセプトやキーワードを掲げて考える

・非合理的なプロセスに注目 「根まわし」と「埒をあける」

・「根まわし」  「仕事」…「事」に仕える 「事」は「言」 暗示的になることが多い

・「埒をあける」  事態が煮詰まりすぎないような手を打つ  

 あらかじめデュアルな埒を用意しておき、いったん事態をそのスペースに移転させる

・埒をあけた成果が文化

・文化の様式としての「さま」   様子・様相

 スタイルとモードが編集されている

 ジャポニズム(日本趣味)やジャパニズム(日本主義)ではなく、

 ジャパネスク(日本様式)

・日本的モードを表す言葉 「風、様、流、式、派」

・最も広い日本的モードは「風」 

 風土風・景・風光・風味・風采・風体・風流・風情・風合

・「風気」 空海 

 日本人が外からやってくる情報動向に対して最初に感じる雰囲気やニュアンスは

 「風」の到来

・日本文化のナリフリ

・ナリ 「身なり」のナリ、生業のナリ 「成る」にもとづく 成行きのナリ

・フリ 「振り付け」のフリ、「久しぶり」のフリ、「振り返る」のフリ

・その水準をハイパーに超えていくものがうまれたとき 「伊達」「粋」「通」「いなせ」

・「粋」 洗練を内側に秘めた当人がナリフリそのものになっている

 「いきの構造」

  江戸紫の色味・抜き衣紋の色気・少し力四季の髷の具合など
 
  粋には、「寂しさ」「恋しさ」「媚態」「意気地」「あきらめ」が肝要になる

  西洋哲学では同一性が追求されるが、
 
  日本文化を語るにはむしろ異質性へのあこがれが探求されるべき

  ヨーロッパの思想をつかわないで日本文化の神髄を深めていく哲学のためのもの

  「可能が、可能の、そういうふうになるところ」に日本哲学の根拠をおく

  ナリフリの行方に全貌を観ようとする哲学

  「私は端唄や小唄を聞くと、

  全人格を根底から震撼するとでもいうような迫力を感じる」



第十四講

・古代日本 最も重要な情報は天皇が発した
 
 「ミコトモチ」(御言・持ち)が運ぶ   日本の情報文化の始まり

 「神々の闘争」「折口信夫」

・アメノウズメノミコト   シャーマンには人を鼓舞し笑わせる才能も役目もあった

・リークや監視カメラや「いいね」ボタンに引っかからない情報の摩滅=「文化」の摩滅

・SNSはすべての情報をフラットにするだけでなく、

 アクセス数によってヒットしやすい順に並べ替えてしまう

・コンピュータ・ネットワークの集合体が超巨大な情報社会を形成している

・情報の本質は区別力にある

・「日本的情報文化欄」のようなものを構想できる才能や研究者があらわれることを期待



第十五講

・「日本/権力構造の謎」

・「吉田茂とその時代」「敗北を抱きしめて」

・「敗戦後論」「戦後的思考」「永続敗戦論」「国体論」「日本思想史新論」「富国と強兵」

 日本の戦後社会が「合理システム」になりきれず

 「心情システム」になってきた理由や背景をよく説明している

・日本文化にまつわるコンセプトやキーワードこそが

 日本社会を探求するための用語になっていったほうがよい

・「善」の西田幾多郎 「霊性」の鈴木大拙 「風土」の和辻哲郎

・丸山真男「日本の思想」 中根千枝「タテ社会の構造」 土居健郎「甘えの構造」

 山本七平「空気の研究」 村上泰亮「新中間大衆」 山崎正和「やわらかい個人主義」

 河合速雄「母性社会」 内田樹「辺境性」

・空海「声字実相義」 慈円「愚管抄」 荻生徂徠「政談」…

・内村鑑三「二つのJ()」「ボーダーランド・ステート」論(「小国主義」「境界国家」) 

 清沢満之「二項同体」論(⇔二項対立) 「ミニマル・ポッシブル」論

 北一輝「日本改造案」

・坂口安吾「日本文化私観」 岡本太郎「縄文」論 中村真一郎「文人ネットワーク」論

 山折哲史「日本文明」論 田中優子「連」論 中沢新一「フィロソフィア・ヤポ二カ」論

・「格物・致知・誠意・正心・修身・斉家・治国・平天下」

・「経世済民」

・景気を付ける…和歌に余情を盛ること

・水墨山水「気韻生動・骨法用筆・応物象形・随類賦彩・経営位置・伝移模写」

・ジャパン・システムを欧米型で語らなければならないと、思いすぎないほうがいい



第十六講

・面影 ないのにあるもの

・文化としての面影

・日本は一途な「おもかげ」を追い求め、多様な「うつろい」を通過してきた

・内村鑑三「代表的日本人」(日蓮、中江藤樹、二宮尊徳、上杉鷹山、西郷隆盛)

・西田幾太郎「絶対矛盾をかかえたままの自己同一」

・鈴木大拙「朕兆未萌の自己」(自己意識が発達する前の自己)

・すべてを進捗させないで、気になる大事なことを萌え出ずる時点にまで

 セットバックできる「思いの場」を用意した 「無の場所」「きのふの空」(蕪村)

・面影を編集してきた日本

・グローバル資本主義やコンプライアンスの蔓延が

 「一途で多様な日本」や「微妙で戴然とした日本」を

 カラッケツにしてしまわないことを祈るばかり

・日本人は日本文化の複合性や複雑性にもっと敢然と立ち向かっていったほうがいい

・日本を複合的に捉える 
 
「日本はJapanでなくてJapansとして見たほうがいい」 ジョン・ダワー










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Last updated  Nov 15, 2021 12:11:24 AM
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