​未来予測入門​



未来は主観的なものである。



ピーター・F・ドラッカー

「われわれは未来について、二つのことしか知らない。

一つは、未来は知りえない。

二つは、未来は、今日存在するものとも今日予測するものとも違う」



なぜ当たらないのか？　悲観論の存在



「問題」は対応が可能だし、対応の結果、

改善が図られれば当初予想されたある意味来も当然変わってくるのだが、

未来予測においてはそのことが忘れられがちだ。



未来において発生する科学技術上の「ブレークスルー」を、

過去の世界に生きる人間はなかなか想像できない。



様々な手法を駆使しながら未来予測を試みる

ケーススタディが面白かったです。



１　将来有望な職種・スキルとは？で紹介されていた

ウェブマガジン「モチラボ」内の『適職診断byホランド理論』

をやってみました。（脱線！）



「現実的タイプ」＝５０点

「研究的タイプ」＝１５点

「芸術家タイプ」＝８０点

「社会的タイプ」＝８０点

「企業的タイプ」＝４０点

「慣習的タイプ」＝３５点



ついでに、​『16タイプ性格診断』​（驚くほど当たるとSNSで話題だそうです）

もやってみました。



ENFP型　ワクワクを追い求める海賊王



確かに、当たっていると思います



シナリオは常に修正すること。



ジョン・メイナード・ケインズ　

「一貫して一貫性に欠ける」経済学者と呼ばれていた。



未来に向かって自己の能力やスキル、精神性を高めろ。



人の知性や成長力、順応性



「自分自身の未来をどうしたいのか」を考え、

起こりうる複数の未来に対して、自らが立ち向かっていく。

自らの不足している能力やスキルを高めることで、

外部環境は同じでも自分の未来は変わってくる。



ドラッガー

「一番確実な未来予知の方法は、

未来自体を作り出してしまうことである」



冒険やリスクを恐れずに行動し、

失敗を教訓にせよ。



シナリオプランニングの考え方の基本は、

起こりうる複数のシナリオを作成して、

それに対して今から準備すること。



そもそも情報分析や未来予測は

戦略判断や戦略の実行のためにやるものだ。

未来予測して、危険だからといってリスクを回避して

何も行動を起こさなければ本末転倒だよ。

だからまず行動する。

行動することによって

これまで見えてこなかった未来が見えてくる。

失敗したら修正する。

そしてまた計画、実行する。

すなわち、

予測、判断（計画）、実行、修正を繰り返せばいい。



結局、自信が課題（問題）を設定し、

情報を集め、分析して、

問題を解決しなければならない。



ピンチを予測して、チャンスに変える。



「おわりに」を読んで、

本書には、筆者自身の3人の娘さんへのエールという想いが込められている

ということが分かりました。

ケーススタディを読んでいて、

面白いと感じたことを納得しました