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社会を変えるには
「工業化社会からポスト工業化社会へ」という視点 「東京オリンピックからバブル崩壊まで」 1965年から1993年 「ものづくりの国」 就業者人口のピーク 1997年 ポスト工業化社会 1人の中核エリートを支えるのに、5人の周辺労働者が必要 「自由」「多様」 非正規雇用の増大は80年代からおきていた 「リスク社会」 ウルリッヒ・ベック 雇用も、家族も、教育も、安定性を失い、 政府も、専門家も信頼を失い、 未来が見通せない。 「貧困は階級的で、スモッグは民主的である」 将来の見通せないリスク間の増大は貧しい層に限らない 「68年」とポスト工業化社会 日本 1990年代半ば以降(←「ジャパン・アズ・ナンバーワン」) 欧米 70年代のオイルショック以降 「68年」の学生叛乱→「緑の党」 新時代の社会運動の始まり 日本の全共闘運動→みんな転向して企業戦士に ↓ その後の日本の社会運動のイメージをかなり規定した 戦後日本の社会運動の特徴 →どういう背景から生まれた特徴なのか理解した方が次の方向性が探りやすい 1 強烈な絶対平和志向 2 マルクス主義の影響が強かった (少数精鋭の前衛党を組織して革命で政権をとるという レーニン主義の影響が強いもの) 3 倫理主義の強さ 戦後日本の民主主義 共産党や社会党が長く影響力を保ったのは、「平和の党」だったから 広い意味で「民主主義を守る」という意識 漠然とした「戦前回帰」への反対 「民主主義」 議会民主主義+平和主義・男女平等・愛国心教育反対など 保守政党 「愛国心」や「民主主義」の多様性に対する想像力を全く欠いたまま、 たんなる戦前回帰を「愛国心」の名のもとに押し付けようとした それに対抗する側も、同じ枠組みを共有 「昭和の日本」の確立 70年代以降 経済はそこそこうまくいっていて、自由度がない。 社会運動が最も停滞した時代 選択可能性と多様性の増大←グローバル化 技術はそれを使う側の世界観や社会基盤の変化があってこそ、 社会を変える要因になる。 再帰性の増大 ギデンズ 自由 何らかの足場がないと、単なる不安定に転じる 千変万化する無限の情報と視線にふりまわされ、不安定性はさらに増す 情報収集能力と貨幣なしではやっていけない 「伝統」もまた、「現代」との再帰性の中で作り作られていく 再帰性には再帰的に対処しなければならない 対話(問答法、弁証法)の促進 →おたがいが変化し、関係そのものを変えるしかない =「機能的信頼」 政治でいえば、公開と対話がコンセプト=対話民主主義 地域主権と公聴会 集会やデモ エンパワーメント(対話主体を元気づける、力をつける)のを助けるのが、 政府なり専門家のやるべき新しい役割(教育や相談、再訓練) フレキシキュリティ 産業構造がフレキシブルであると同時に、社会保障のセキュリティもある キャリア教育<老合法や税制や社会保障制度を教える 基本保障は効率的 カテゴリーが不要→変化に対応しやすい 福祉政策 保護から活性化へ 「危険」は天災だが、「リスク」は人災だ。 現代日本で「社会を変える」とは 「自分はないがしろにされている」という感覚を足場奈、動きを起こす。 そこから対話と参加をうながし、社会構造を変え、 「われわれ」を作る動きにつなげていくこと。 「対話をして何が変わるのか」といえば、 対話ができる社会、対話ができる関係が作れます。 「参加して何が変わるのか」といえば、 参加できる社会、参加できる自分が生まれます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 1, 2022 11:02:14 AM
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