カテゴリ:椎間板ヘルニア
術後3日目には、最後に残っていた、尿を出す管が無事に抜け、ついにすべての管の類から解放されました。腰の傷がありますから歩き回れるわけではありませんが、車椅子でトイレにも行けるようになりました。
こうなると気持ちも俄然元気になり、昨夜のポストクラシカル音楽と似たAmbient的なアルバムを昼間に2枚きいたあとに、いよいよクラシックも再始動です。 まずは僕の長年の愛聴盤、カシュカシアンのヴィオラによるヴィオラ作品集「エレジー」から、ブリテンのラクリメとヴォーン=ウィリアムズのロマンス。若き日のカシュカシアンが、レヴィンのピアノの絶妙なサポートを得て、みずみずしい名演がずらっと並んでいる名盤です。どの曲も本当に素晴らしいですが、そのなかでも僕が格別に愛好しているのが、このふたつ、ラクリメとロマンスです。もう大感動、涙々です。 自分の腰が具合悪くなる直前、この5月に上野で行われたヴィオラ・フェスティバルのことはいずれ是非書きたいと思います。その演奏会は、このラクリメに先立って、ラクリメで引用されるダウランドの歌曲が歌われ、そのまま引き続いてラクリメの演奏が始まるという、なんとも素晴らしすぎるプログラミングでした!演奏も素晴らしく、、、と書いているといつまでもリハビリにたどりつかないので今は飛ばします。 カシュカシアンのヴィオラに大満足して、音楽はちょっと小休止してぼんやりしてました。 夕方先生がおいでになり、順調なので明日から少しずつリハビリを始めましょうとのお話がありました。そんなに早く始められるとは思っていなかったので、うれしくなりました。 夜になって、消灯になりました。昼間は弦を味わったので、今度はピアノを聴こうと思い、藤井一興さんによるフォーレの夜想曲全集。これもまた僕の身に静かにじわーっとしみこみ、癒されました。藤井さんのフォーレ、繊細で本当に素敵です。多分9番くらいの途中で、聴きながら眠りにつきました。いよいよ明日からリハビリです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.08.21 21:27:36
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