カテゴリ:椎間板ヘルニア
術後9日目。日曜日なのでリハビリはお休みです。
午前中に2セット、「むなかたストレッチ」「大胸筋ストレッチ」「ゴムサポート曲げ伸ばし」をやり、病棟内で杖歩行で900歩を2回歩きました。お昼ごろにテニスボールが入手でき、、自分の病室でも待望の「足裏コロコロ」ができるようになりました!それで午後は、4種まとめて「足裏むなかた大胸筋ゴムサポート」(長いので「足むな大ゴム」と呼びましょう)、これを2セットやりました。歩行は900歩を1回でした。もう少し歩くつもりだったんですが、結構疲れたので、無理するのはやめて、これにとどめておきました。本日の総歩行数2700歩。明日からのリハビリ、頑張ろうと思います。 本日ストレッチをしながら聴いたCDは、ゴールドベルク変奏曲のシトコヴェツキーの編曲による弦楽三重奏版、シトコヴェツキー(Vn)、コセ(Va)、マイスキー(Vc)です。1984年録音のオルフェオ盤、名盤中の名盤ですね。ストレッチが終わったあと、そのまま最後まで没入して聴きました。全曲通しで聴いたのは久しぶりでした。いやあ良かったです~。 僕のゴールドベルク変奏曲との出会いは、グールドの新録音(1981年)によってでした。御多分に漏れず、これに完全にはまりました。これにのめりこんだことが、バッハの広大な音楽世界に本格的にひきこまれていく契機になりました。 このグールドの新録音盤に感動しインスピレーションを受けたシトコヴェツキーが、しばらく編曲に没頭し、やがて完成したのがこの弦楽三重奏版です。シトコヴェツキーはこの編曲中のことを、「これまでの音楽生活のなかで、一番作曲者に近いところに居た」と言っていたそうです。このCDを聴いたわたくし、これにも完全にはまってしまいました。 もしも、ゴールドベルク変奏曲で好きなディスクを一つあげよと言われたら、僕はグールドの新盤に限りない敬意を払いつつも、こちらの弦楽三重奏の盤を選びます。「グールドの演奏を聴いて眠くなる」等といったらなんと鈍感なリスナーだと思われてしまうでしょうが、正直言って、グールドの後半の方で、僕にはちょっとだけ眠気というか、聴く集中力を失いかける部分があります。しかしこちらの弦楽三重奏の盤には、それがまったくありません。完全無比の編曲、演奏と思います。 あとシトコヴェツキーは、この曲を弦楽合奏用にも編曲してますね。そのCDが出たときには結構期待して聴きましたが、対位法の鮮やかさが大きく後退した音楽になっていて、かなりの失望感を味わいました。それ以来この弦楽合奏版は一度も聴いていません。ただ、来年2月に紀尾井ホールで、シトコヴェツキーの指揮によりこの弦楽合奏版が演奏されるということです。貴重な機会ですから、(体調が回復していれば)聴いてみたいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.08.25 00:04:01
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