じゃくの音楽日記帳

術後13日目、リハビリ8回目です。
昨夜は寒くてなかなか眠れず、看護師さんにふとんを１枚もらって、あとはぐっすり眠れました。昨日から感じていた右手の親指、第２指、前腕のしびれは、今朝起きても続いていましたので、そのことをリハの先生にお話しし、大胸筋ストレッチは中止になりました。それで3点セット「足むなゴム」をやりました。足裏コロコロは昨日から登場したゴルフボールです。

これをやりながら、先生にいくつかお尋ねしました。そろそろ退院が視野に入ってきましたので、主治医の先生から、装具を作るか作らないかを決めてくださいと言われたので、どうでしょうかと相談したところ、今の状態なら必要ないでしょう、ということになりました。

それからもうひとつご相談しました。僕は椎間板ヘルニアとはまた別に、右股関節の関節可動域が若いころから狭くて、それが徐々に悪化してきて、近年は右股関節がときどき痛む、という問題を抱えています。ここ10年ほどテニススクールに通っていましたが、2013年2月、テニスを普段より多少たくさんやったときに、右股関節にかなりの痛みを生じ、杖をついてやっと歩けるほどになってしまいました。よほど整形外科に行こうと思いました。そのうちに徐々に痛みが和らいだので、結局病院を受診せずに終わりました。その後は大事をとってテニススクールをやめて（残念！）、股関節に負担をかけないように注意して生活していました。自分の母親が変形性股関節症で、50歳台で両側大腿骨頭人工骨置換術を受けているので、自分も同じ病気なのかなと漠然と思っていました。

そこで今回の入院を機会に、右股関節の評価もしていただくことにして、レントゲン写真をとってもらったところ、臼蓋の端が骨化して少し出っ張っているので、このために可動域制限があるのかもしれない、ただ関節そのものはそれほど悪くなくて、変形性股関節症とは言えない、ということでした。

そこで、折角リハビリの先生に診ていただいているので、右股関節のセルフケアについても教えてくださいますがと、とお願いしました。先生も、僕を最初に評価したさいに、右股関節の問題を把握されていましたので、ではそうしましょうということになりました。先生が、「道具があるかどうかによっても違うので・・」と仰ったので、アマゾンでバランスボールをすでに注文したことをお話したら、びっくりされて、それではということで、バランスボールを使った股関節のほぐし方を教えていただきました。

仰向けに寝て、右足首の下あたりにボールを置き、右足を伸ばします。体の力を抜きます。これが基本姿勢です。運動としては、
1）股関節と膝関節を曲げて、膝をおなかの方に引き寄せる。このとき膝がまっすぐおなかの方に動くように意識する。
2）足を伸ばした状態で、外側と内側に扇のようにゆっくり動かす（股関節の外転・外旋と内転・内旋を繰り返す。）
3）股関節と膝関節を適度に曲げ伸ばしして、膝で円弧を書くようにゆっくりと動かす。外回りを4回やったら内回りを4回。

この運動を、右足も、左足も、同じようにやる、というものでした。ボールに足の重みを預けて力を抜いてできるので、かなり気持ち良いです。楽にできるので、これを地道にやろうと思いました。あと参考までに道具を使わない場合として、中殿筋の筋力をつけるトレーニングを教えていだだきました。左を下にして側臥位をとり、両足を伸ばします。右の股関節を少し背中側に曲げて。右足をやや後ろの方に置きます。背中が反るほどだと、後ろすぎる、とのことです。この状態から、右足を外転挙上しては下ろす、というものです。これを左右替えてやる。これは結構きつそうなので、当面はボールを使った楽な運動をやってください、とのことでした。

このあとは、ボールに座って、昨日と同じ、
１）前後
２）左右
３）骨盤倒し
４）片足ももあげ
５）スクワット＋ひねり
６）腹筋
のメニューをひとおりこなしました。スクワットは30回やったら結構疲れました。腹筋は昨日は20回を2セットやりましたが、今日はお腹が痛くなり、30回でやめておきました。今の僕にはかなりの良い運動になります。

最後は歩行訓練です。900歩ほど歩いたのと、階段の昇降練習を少しやって終わりとなりました。今日も充実したリハビリでした。

なお、今までは病棟内は杖歩行可、ただし病棟の外に行くときは歩行器という指示でしたが、本日から病棟外も杖歩行で行っていいという許可が出ましたので、売店まで杖歩行で買い物に行ってみました。病室から売店までの往復が約400歩でした。本日の総歩数は約2900歩、手術後最大となりました。明日以後の運動の量・ペースは、髄液漏れのことをリハビリの先生にご相談して、決めようと思います。