2015年のコンサートのまとめの最後に、毎年恒例の、自分にとってのベストコンサートをあげておきます。例年と同様に、自分が受けた感動の大きさという視点を中心に、演目の稀少度(自分にとっての貴重度)なども加味した、あくまでパーソナルな (自分勝手な)ランキングです。順位の細かな上下関係には、あまり大きな意味はありません。
1. パーセル セミオペラ「妖精の女王」寺神戸亮, カークビー他 12/13 北とぴあ
2. マーラー 交響曲第4番 ハイティンク&ロンドン響 9/28サントリー
3. マーラー 交響曲第3番 ノット&東響 9/12 ミューザ川崎
4. シベリウス 交響曲第5,6,7番 尾高&札響 2/17 サントリー
5. モンテヴェルディ「聖母マリアの夕べの祈り」有村祐輔, マメリ他 9/23石橋メモリアルホール
6. マーラー 交響曲第2番 コバケン&読響 4/24東京芸術劇場
7. サーリアホ オペラ「遥かなる愛」(演奏会形式、日本初演)5/28 東京オペラシティ
8. リフシッツ:バッハ「音楽の捧げもの」 2/8 東京文化会館小ホール
9. シベリウス 交響曲第1,2番 カム&ラハティ響 11/26 東京オペラシティ
10. ボロディンSQ&レオンスカヤ:シューマンPQuintet 他 4/2 東京文化会館小ホール
2015年は僕にとってぶっちぎりのダントツ1位というのはなく、感動の大きさでいうと1,2,3位がほとんど同列横並びで、4位以下を大きく引き離しているという感じです。マーラーは、ハイティンクの4番の完璧なる絶美の演奏を筆頭に、沢山の3番や、コバケンの2番5番を聴けるなど、かなり充実した年となりました。ブルックナーは、聴いた回数は少ないながらも、ノットの7番をはじめとしてかなり良い演奏を聴けましたが、シベリウスイヤーでのシベリウスの台頭もあってベスト10入りは逃したというところです。
2016年はマーラーの演奏会が随分少なさそうで、やや寂しいですが、その分いろいろな音楽を聴き、感動できればうれしいと思います。