ハイパーオリンピック | メタボの気まぐれ

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1983年に登場したハイパーオリンピックは
翌年（1984年）開催のロサンゼルスオリンピックを
テーマとしたアーケードゲームである。

100メートル競走、走幅跳、やり投、
110メートルハードル、ハンマー投、
走高跳の６種目で記録を競うもので

操作パネルはＲＵＮボタン2つと
ＪＵＭＰボタン1つという３ボタン制で
ＲＵＮボタンを連打すればするほど
キャラクターの走る速度が上がるシステムとなっている。

その為、指の爪でボタンを擦りつけたり
爪が割れるのを防ぐためピンポン玉やコインを使ったり
手でボタンを叩くのではなく

鉄製又はプラスチック製の定規と
より剛性が高く振動数が多い割り箸など
ボタンに押し付けはじいて振動させる等の
連打速度を上げる為の方法で遊ばれる事になる。

また、日本全国のゲームセンターにおいて
このゲームのゲーム台のＲＵＮボタンの破損や
その周囲がすり減っている事が多かった。

本作において確立された「連打&タイミング」による
操作方法は続編や他社発売の類似ゲームでも継承されており
「スポーツ大会ゲーム」というジャンルの雛形となった。

ただし、連打については本作のボタンの消耗が
異常に激しかった教訓を元に「複数のボタンを交互に押す」
「一定のテンポで押す」といった具合に
一つのボタンだけが高速連打されないように
配慮されたゲームが多くなった。