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テーマ:映画レビュー(894)
カテゴリ:映画
1985年、公開と同時に大反響を呼び、 85年度の邦画ベスト10上位に選出された話題の作品が 「生きてるうちが花なのよ死んだらそれまでよ党宣言」である。 本作品は喜劇映画でありながら、原発で働く労働者と、 東南アジアから日本への出稼ぎ女性:じゃぱゆきさんという 現代日本の底に淀む問題をあぶり出している。 ヌードダンサーのバーバラ(倍賞美津子)が旅先から実家に帰省。 そこには、沖縄出身の彼女がコザ暴動の際に知り合った 腐れ縁の宮里(原田芳雄)が待っていた。 宮里は、危険と引き換えに実入りのいい仕事を求めて 日本各地の原発を渡り歩く原発ジプシー。 そんな彼らを相手に商売をするアイコ(上原由恵)の逃亡を 宮里は密かに手伝うが、アイコは死んだと思わせえていた 恋人の安次(泉谷しげる)が忘れられず、 ひとりで美浜に舞い戻っていた。 バーバラは親友のアイコに会いに、あらためて美浜へと向かい 危険にさらされたマリアをフィリピンに帰してやろうと、 密航を企てたのだが・・・ この映画は、倍賞美津子が主人公のダンサー役に体当たりし、 第9回日本アカデミー賞で「恋文」「友よ、静かに瞑れ」と共に、 第59回キネマ旬報ベスト・テンと第40回毎日映画コンクールで それぞれ最優秀主演女優賞を獲得し、各映画賞に輝いた。 箱根湯本温泉 ホテル おかだ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021.11.15 20:00:07
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