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いわゆる成人式が発足したのは、1948年です。新憲法のもと、選挙権を得る20歳の1月に、成人になったことを自覚し、祝い励ますことを目的に制定されました。 それから60年、祝うほうも受けるほうも、時代の流れとともに、激しく変遷しました。特に変わったのは成人式を迎えた若者の意識でしょうか。 肉体的には充分な大人ですが、精神的には必ずしも成人にはなっていません。未成熟なまま、20歳を迎える若者が増えたのです。 近年、マスコミを賑わしている荒れる成人式がその典型でしょう。もはや耳にタコだ出来るほど聞かされていますから、その実体については、改めて述べる必要はありません。 要するに、他の祝日と同じように、成人式も制度疲労に陥っているのです。昔の元服式のような威厳は失われました。 犯罪の低年齢化にもうかがえるように、成人とか、未成年とか、そういう概念を根本的に見直す時期に来ているのではないでしょうか。 きょう、新宿の歩行者天国を歩いてみて、祝日を楽しんでいるのは、成人式とは関係のない人々ばかりでした。振袖の女性も、去年より極端に少なく、目撃したのは二人だけ。 先行き不透明な日本で、二十歳を祝う気になれるのは、ごく少数の人だけかもしれません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年01月14日 23時35分54秒
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