テーマ:DVD映画鑑賞(14143)
カテゴリ:DVD
最強のシリーズのひとつ、「スパイダーマン」の3作目。完結編ではなく、さらに続くようです。企画難のハリウッドですから、ドル箱シリーズを簡単に終わらせたくないのでしょう。 制作=2007年 アメリカ・コロンビア映画 139分。監督=サム・ライミ。原作=スタン・リー、スティーブ ディッコ。出演=トビー・マグワイア、キルスティン・ダンスト、ジェームズ・フランコ、トーマス・ヘイデン・チャーチ、ブライス・ダラス・ハワードほか 今やスパイダーマン(トビー・マグワイア)はNY市民にヒーローとして愛される存在。大学では成績トップ、ブロードウェイ・デビューを果たした恋人MJ(キルスティン・ダンスト)との関係も良好で、ついにプロポーズを決意します。 ところが、謎の黒い液状生命体に取り憑かれ、復讐と憎しみの感情に支配されたブラック・スパイダーマンになってしまいました。そんな彼の前にこれまでになく手強い敵サンドマンとヴェノムが現れます。...... このシリーズ、強大な敵との戦いと並行して、親友ハリー(ジェームズ・フランコ)、恋人MJも含めた3人の愛と葛藤が描かれてきました。今回も、憎悪、失意、焦燥、悔恨の情がワンパターンのごとく語られます。 MJのデビューは悲惨な結果に終わりました。新聞に酷評され、舞台を降ろされたのです。失意の彼女を励ますピーター。ボタンの掛け違いから喧嘩になりました。父の仇と誤解したハリーとの死闘も半端ではありません。 今回の敵は叔父を殺し化学実験からサンドマンと化した男と、宇宙からやってきたらしい生命体。サンドマンはともかく、この生命体の正体がよくわかりません。これに取り憑かれると身体が黒くなり、邪悪な心が宿るらしいのです。 相変わらずの空中戦は、迫力があります。見慣れた戦闘ですが、この映画のウリのひとつですから、手抜きはありません。しつっこいくらいの描写、と言ってもいいでしょう。サンドマンの登場で、ちょっぴり新味も加わりました。 ドラマの部分は型通りです。警部の娘や新カメラマンの登場と変身、叔父殺しの真相など、新しい展開がありますが、お手軽な感じでした。これらが第4作に繋がる予感はしますが、本作では重みがありません。 世間の評価は、シリーズ3作のうちで一番劣るというのが大半のようですが、そんなことはないでしょう。たしかに内容は薄くなっていますが、面白さは水準をキープしています。新しく買った液晶テレビで見たせいか、DVD鑑賞でも楽しめました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年01月16日 22時24分18秒
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