|
|
|
2015年06月21日
カテゴリ：ニュース
今年上半期の芥川賞に、お笑い芸人ピース又吉直樹の「火花」が候補に。 先に三島由紀夫賞にもノミネートされました。 この時は、1票差で受賞を逃したそうです。 芥川賞は、どうでしょうか。 文春としては、是非受賞させたいでしょうね。 自社の雑誌「文学界」の所載作品で、単行本も自社出版。 雑誌は増刷、本は50万部に迫る売れ行きです。 貢献度は抜群で、営業的にも、受賞してほしいところでしょう。 前評判は上々ですが、選ぶのは選考委員。 たかが芸人の余技、という偏見があれば無理です。 芥川賞は作品本位、作者の経歴は関係なし、という原点に基づけば有力です。 異業種から作家になった人は、たくさんいます。 が、芥川賞を受賞した作家は、長い歴史の中でもほとんどいません。 新聞記者、詩人、脚本家など、隣接（？）業種からの受賞者はいますが。 版画家の池田満寿夫、ミュージシャンの辻仁成くらいでしょうか。 芸人の又吉直樹が受賞すれば、初の快挙になります。 文学冬の時代、彼の受賞が活性化に繋がるかもしれません。 動機はいささか不純ですが、秘かに応援しましょう。
お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
最終更新日
2015年06月21日 09時44分00秒
コメント(0) | コメントを書く
[ニュース] カテゴリの最新記事
|
|
