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安全保障関連法案を審議している国会議事堂は30日、 法案反対の声に包まれました。 安倍政権の政策すべてに反対というわけではない、という人もいるそうです。 デモ参加者は、立場を超えて法案反対で足並みをそろえました。 今後はデモが一過性に終わらず、投票を通じた政治参加につながるかも焦点になるでしょう。 小雨の国会前。色とりどりの雨傘の間から学生団体の声が響き、労働組合や宗教団体ののぼり旗が林立、老若男女が声を上げました。 60年安保闘争を彷彿とさせる光景です。 が、今回と60年安保では、その様相が、かなり違うと言われています。 どこが違うのでしょうか。 60年安保、昭和35年です。 あのころは、労働組合に力がありました「。 「昔陸軍今総評」と言う人もいましたね。 総評400万人、同盟150万人、中立労連100万人、新産別30万人。 組合員の数が、いまとは大違い。 動員された組合員が、連日連夜、国会を取り巻きました。 他に全学連という学生組織が。 60年当時の全学連は、共産党系と反共産党系に分かれていたそうです。 二つの学生組織も、激しく反安保で戦いました。 労働組合と全学連、デモはあたかも革命前夜の様相でした。 いずれも、ほとんどが動員された人々。 安保改定が成立すると、たちまち安保闘争は鎮火しました。 もちろん、自主参加した人も多くいました。 今回の安保関連法案の反対デモは、組織動員されたものではありません。 呼びかけに応じた、一般の人々です。 そこが60年安保と違うところでしょう。 安倍首相は、祖父に倣って強行採決を意図しているようです。 感性が鈍く、想像力に欠けた安倍さんは、60年と今回のデモが違うことに気づいていません。 いや、頭が悪いのは安倍さんだけではないでしょう。 自民党のほとんどが、国民の声を聴いていません。 驚くべき独断政治です。 こういうファッショ政治が続く限り、日本に未来はないでしょう。
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最終更新日
2015年08月31日 11時24分26秒
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