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インドネシアの高速鉄道建設問題。 日本と中国が受注を競っていました。 大統領の判断で、一旦は白紙に戻されましたが、その間に、中国は破格の条件を提示したようです。 日本が知らないうちに、中国に決まりました。 日本政府は、文字通り寝耳に水だったでしょう。 技術的には、日本の新幹線方式が優れています。 安全面では世界一、と言ってもいいでしょう。 それがなぜ中国に負けたのか。 ずばり、経済力です。 中国は、インドネシアの財政負担をゼロにする、と提案。 これにインドネシア政府が飛びついた、というわけ。 いわば札束で頬を引っぱたく方法が成功したのでです。 安全面を無視してまで、財政を優先したインドネシア。 工期が遅れたり、事故が起きたりする危険性は、担保されていません。 中国はこれからも、同じ方法で進出してくるでしょう。 インフラ輸出を成長戦略のひとつとして推進していく日本の方針は、中国の戦略の前に、頓挫せざるを得ません。 さあ、どうするニッポン。 技術力の優位性で、どこまで中国の金権体質を打破できるのか。 外交力が問われますね。
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最終更新日
2015年10月03日 08時07分47秒
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