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テーマ:家を建てたい!(9924)
カテゴリ:住宅雑学
上の写真はフレーミング工事途中のものです。木造の枠組壁工法(一般的に2×4工法と呼ばれていますが、この建物は外壁には2×4材(38mm×89mm)ではなく2×6材(38mm×140mm)が使用されています)で、この工法の場合フレーミング(構造を造る仕事で、主に上棟まで(屋根の形ができるまで)をいいます)と造作(その後、大工仕事が完了するまで)で大工さんが別れるケースが多いのであえてこのような言い方をします。昔からの柱・梁を使っての在来工法の場合同じ大工さんが最初から最後まで携わるケースがほとんどです。 一番上の写真は以前紹介いたしました八角形の屋根の構造の写真です。この屋根は八角形部分の垂木を2×8材(38mm×185mm)、その他屋根の垂木を2×10材(38mm×235mm)で野地板は12mm厚の合板を張っております。 真ん中の写真はまさに壁を1枚造って起こしたところの写真です。 一番下の写真は2階から天井を見上げた写真です。屋根はこれから造るところです。 枠組壁工法は基本的には木と釘で造った面を組み立てて造っていく工法です。以前は柱と梁と筋交い(柱と梁で構成された対角の点を結ぶ材)を使った在来工法より強度が高いと言われていましたが、最近では在来工法でも金物を多く使ったり、合板等(木の合板以外でもいろいろな板ができています)を使って面を造ってしまったりと、施工法によっては同じような強度がでるものも多くでています。 ちなみにどちらの工法でも、しっかりとした施工法で建てている限りそうそう簡単に倒壊などする恐れはありません。もちろん絶対ということはないのでしょうけれど。地震などで倒壊する建物は直下が震源での地震でもない限り、なんらかの原因があるはずです。 木造で家を建てようと思ったときは在来工法か枠組壁工法かというだけでなく、その中身もよく見て考慮する必要があると思います。 ツーバイフォー輸入住宅 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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