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テーマ:住宅コラム(1809)
カテゴリ:住宅 アフター
昨日は鎌倉へ仕事に行ったと書きましたが、その仕事についてです。
昨日お伺いしたお宅は約7年前に建てられたお宅で、うちの会社で建てたわけではなく初めてお伺いしたのですが、床鳴りがするとのことでした。 原因は仕上げのフローリングの下の合板から根太(床板の下に渡し、床を支える横木のこと。)に向かって止めてある釘が根太に対して中途半端に止まっていたため、その近辺に荷重がかかってたわむと一緒に釘が動き根太と擦れて鳴る、というものでした。 昨日は、一旦仕上げのフローリングをはがし、合板と根太が動かないようにしっかりと固定しなおし、再度仕上げのフローリングを張り直すという方法で直しました。 根太の位置がわかっていれば、仕上げのフローリングの上からビス(ねじ)で固定してしまい、補修をするという方法もありましたが、専門の補修屋さんに頼まないとうまく補修ができませんので張りかえる方法をとりました。 床鳴りの原因は大きく分けて 1.仕上げのフローリング材が原因の鳴り 2.仕上げのフローリング材とその下の合板の接合が原因の鳴り 3.フローリング材の下の合板が原因の鳴り 4.フローリング材の下の合板と根太との接合が原因の鳴り 5.根太が原因の鳴り ※基本的には木造住宅の話です。その他が原因の鳴りもあると思いますが また、昔の住宅は根太に直接仕上げのフローリングを張っているものも少なくありません。 床が鳴っていると構造的に問題があるのではないか?と気にされる方も多くいらっしゃいますが、基本的には床鳴りがするから構造的に問題がある(家が壊れる原因となる)ということはまれです(部分的な原因が多いのと、構造とは関係がない部分での鳴りも多いため)。構造的に問題があるとすれば家を建てる上での根本的な問題だと思います。 かといって決していいことではありませんので、気になる方は一度ご相談なさった方が良いかと思います。 ちなみにフローリングに無垢材を使っている場合、木の伸び縮みが他と比べて大きいので、表面的な鳴りが発生しやすいです。 ランキング登録中です。もしよければ投票お願いします。→ 住宅関連の書籍はこちらから お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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