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テーマ:家を建てたい!(9919)
カテゴリ:住宅雑学
本日は以前もフレーミングの記事で紹介させていただきましたが、枠組壁工法のフレーミング工事途中の現場の方に寄りましたのでそちらの写真を載せてみます。
木造の枠組壁工法は基本的には写真のように大きな面(壁・床・屋根)を木と釘でつくって、それを釘や金物で組み立てていきます。前にざっと釘やビスの使う本数を数えてみたのですが、そんなに大きくない家でもフレーミングで約4~5万本。完成までだと約10万本使うようです。数え切れないぐらいの釘やビスを使っていますよね。 在来工法だと最近では外壁に合板やその他の板を貼ること(面をつくって強度を上げる)も多くなってきましたが、基本的には梁や柱、筋交などの簡単に言えば棒を加工してはめ込んだり差し込んだりしてくみ上げるため、枠組壁工法ほどの釘は使いません。とはいえ使用する金物の数はものすごいですが。 左の写真は防蟻処理をした外壁です。防蟻とは呼んで字のごとく、白蟻を防ぐ為の薬剤を外壁に散布しています。シロアリが死ぬぐらいですからもちろん人間にも無害ではありませんが、現在の薬剤は昔ほどにおいもきつくありませんし、5年経てば分解させてしまうような薬剤だそうです。裏を返せば5年しか効果がないということですが。 これ以上長持ちするようにすれば人間に対する害が大きくなってしまうということなのでしょう。 化学物質は害があるということで、最近では柿渋などの自然のものを使ったり、シロアリが通り抜けられないような細かな目の網を床下に張ったりする、薬物散布ではなく、物理的な防蟻処理を行っているところもあるようですが、工法が統一されてないところを見ますと、有効期間が短かったり、完全ではなかったり、コスト的な問題があるのかもしれません。 白蟻からいかに家を守るかは日々研究されていますが、永遠のテーマなのかもしれませんね。 ランキング投票お願いします。→ 住宅関連の書籍はこちらから お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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